芽吹く生命の行進/March of Burgeoning Life

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March of Burgeoning Life / 芽吹く生命の行進 (X)(緑)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、あなたはあなたの手札にある望む枚数の緑のカードを追放してもよい。この呪文を唱えるためのコストは、これにより追放されたカード1枚につき(2)少なくなる。
マナ総量がXより小さいクリーチャー1体を対象とする。あなたのライブラリーからそのクリーチャーと同じ名前を持つクリーチャー・カード1枚を探し、タップ状態で戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。


の行進はクリーチャーカードリクルート。ただしタップインかつ戦場に存在するクリーチャーと同限定。

戦場に出ているクリーチャーと同じものを増やすという意味ではクローン/Cloneに近いが、ライブラリーから実体のカードを持ってくる以上ミラーマッチでもない限り対戦相手のクリーチャーを利用することはできず、ライブラリーに同名カードが残っていない場合は用をなさない。またタップインなので急場しのぎのブロッカーにできないこともマイナス。一方でインスタント・タイミングで奇襲的にETB能力誘発させたり、対戦相手終了ステップ唱えて疑似的に速攻を持たせたりという芸当が可能なのは、多くのクローン系のカードにはできない強みではある。 マナ・コストの大きいクリーチャーを対象にする場合その分マナが必要になるが、追加コストを利用すればハンド・アドバンテージを失うものの一時的なマナ加速で出たクリーチャーから更に追い打ちをかけることもできる。後半には不用となるマナ基盤を安定させるためのカードや小型クリーチャーを利用して、ファッティ軽いコストで増産し、浮かせたマナで更に追撃したり、反撃に備える余地を残したりと、使い方によっては器用な動きができる。

難点は前述の通り既に戦場にいるクリーチャーしか増やせないところ。小型クリーチャーを単純に増やしても旨みは少ないし、1枚でゲームを決めるようなフィニッシャーを増やしてもオーバーキルになりがち。中堅クリーチャーや、複数並ぶことで能力を発揮するクリーチャーを多数採用し、堅実にアドバンテージを確保していくミッドレンジ戦術向けの呪文と言える。登場時点のスタンダードには緑で合致しそうなデッキは見当たらないが、今後の環境次第では構築で見かけることになるかもしれない。

リミテッドではカードプールの都合上うまく扱うのは難しい。同じレアが2枚以上出てくることは稀で、対戦相手を利用したとしてもコモンアンコモンを出すのが関の山。前述の奇襲性自体はリミテッドと相性がよいが、腐る心配もあってメインデッキ向きではない。

関連カード

サイクル

神河:輝ける世界の行進サイクルマナ・コストに(X)を含むインスタントで、追加コストとして追放した手札の同カード1枚につき(2)軽くなる。稀少度レア

参考

  1. 『神河:輝ける世界』一部カードにおけるテキスト訂正のお知らせとお詫び(マジック日本公式サイト 2022年2月10日)
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