危難の道/Path of Peril
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ソーサリー
切除(4)(白)(黒)(あなたはこの呪文を切除コストで唱えてもよい。そうしたなら、角括弧の中の記述を削除する。)
〔マナ総量が2以下の〕すべてのクリーチャーを破壊する。
煤の儀式/Ritual of Soot系のマナ総量が小さいクリーチャー限定の全体除去。切除で制限が外れて重い審判の日/Day of Judgment相当になる。
そのまま使うと軽いが除去できるのは最軽量のクリーチャーだけの限定的な全体除去。切除すると範囲が広がるが6マナと重く白マナも必要になるため、切除後をメインにこのカードを採用する価値はない。通常コストで使うために採用し、場合によっては切除することが選択肢に入るのが強みである。最も登場時スタンダードにはトライオームをはじめとする極めて豊富な多色土地が存在するため、このカードの切除コストのための白マナは用意しやすい。
軽さも考えれば2体以上除去できれば十分なパフォーマンスといえる。対クリーチャーリセットカードの中でも最も軽い部類のカードであり、デメリットもないので扱いやすいカードといえる。環境によってはスタンダード以下の環境のデッキでも採用価値はあるだろう。
登場時のゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期のスタンダードにはウィニーを多用する白単アグロが活躍しており、これの格好の相手。そのままでも切除してもマナ総量が3であるため、傑士の神、レーデイン/Reidane, God of the Worthyによって総コストを増加させられない点が評価を上げている。これはドゥームスカールにはできない芸当。ローテーション後のイニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期もアゾリウス・ソルジャーやセレズニア・ポイズンなどウィニーデッキが登場してきたが、グリクシス・ミッドレンジなどのデッキは汎用性の高い兄弟仲の終焉/Brotherhood's Endなどを採用し、機械兵団の進軍ではぎらつく氾濫/Glistening Delugeといった競合相手が登場しあまり活躍の目が無い。イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期では忠義の徳目/Virtue of Loyaltyによりウィニーでもぎらつく氾濫では対処しきれないほどサイズアップすることがあるため、再びサイドボードの選択肢に入ってきている。
- 無数の人間が串刺しにされたイラストは、担当アーティストのKasia 'Kafis' Zielińskaによると吸血鬼ドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュのエピソードを元にしているようだ[1]。
関連カード
サイクル
イニストラード:真紅の契りの、2色の代替コストを持つ切除呪文サイクル。マナ・コストは単色だが、切除コストは対抗色2色で、切除でルール文章の一部を取り除くことにより異なる色の役割の効果を発揮するデザインになっている。稀少度はレア。
- ランタンのきらめき/Lantern Flare(白、赤白)
- 有翼の先触れ/Winged Portent(青、緑青)
- 危難の道/Path of Peril(黒、白黒)
- 錬金術師の計略/Alchemist's Gambit(赤、青赤)
- 掘り起こし/Dig Up(緑、黒緑)