青霊破/Blue Elemental Blast
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赤霊破/Red Elemental Blastと対を成し、対抗色の特徴が前面に出たカード。対象が限定されているが、だからこそ妨害されにくい呪文の1つ。青には珍しい破壊呪文。
- 類似のカードに水流破/Hydroblastがある。どちらが優れているかという比較は一概には言えず、一長一短である。
簡単に言ってしまえば、「赤でなければ対象に取れない青霊破」と、「一応、何でも対象に取れる水流破」といった違いなのだが、具体例としては以下のような場合がある。
- 偏向/Deflectionのような「対象を変える」効果。青霊破は対象の色が限定的な分、影響されづらい。水流破はどんな対象にでも変えられてしまう。
- 臨機応変/Sleight of Mindのような「テキスト書き換え」効果。対応しない色を対象に取れる水流破/Hydroblastは、プレイしてからテキストを書き換えれば任意の色の打ち消しができる。青霊破は赤の呪文がなければそもそもプレイできないので、赤を対象にする→書き換える→対象変更効果で曲げる、と言う非常に面倒な手順を踏まないと書き換えての打ち消しができない。
- 死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wailのような「対象にされると〜」というカード。青霊破では、相手が赤でないかぎり対象にとれないため条件を満たせない。水流破は、対応しない色も対象にできる。
- 「黒の万力/Black Viseを相手に出された」等の理由で手札を消費したい場合。青霊破は赤の呪文がスタックに乗っているか、赤のパーマネントが戦場に出ていないとプレイできない。水流破/Hydroblastは、呪文がスタックに乗っているかパーマネントが戦場に出ていれば、色に関係なくプレイできる。
- 対象の色を変える混沌の色/Chaoslaceなどとの組み合わせで、対象の元の色に関係なくパーマネント破壊/呪文の打ち消しが行える。
- 当時はインタラプトでパーマネントを対象に取る珍しい呪文だった。パーマネントを対象に取っていてもインタラプトのルールであったため、例えば、赤のクリーチャーを対象にこの呪文をプレイした時、そのコントローラーは送還/Unsummonで手札に戻して保護するといったことができなかった。