アトランティスの王/Lord of Atlantis
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クリーチャー — マーフォーク(Merfolk)
他のマーフォーク(Merfolk)は+1/+1の修整を受けるとともに島渡りを持つ。(それらは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
2/2マーフォークのロード。第7版までは皆勤賞だったが、クリーチャー・タイプ再編の波に飲まれて姿を消した(詳しくはマーフォークの項を参照)。
マーフォークデッキを支え続けた1枚であり、かつてはこれの存在の有無で同デッキが環境に存在できるかどうかが決まると言っても過言ではなかった(現在では他にロードが存在するため、そこまでの意味は無い)。
- 幻覚/Mind Bendなどで土地渡りの土地タイプを書き換えるコンボが知られている。他のロードでも可能だが、色が合う点で最も相性がいいだろう。
- 高潮の戦士/Tidal Warriorや潮刻みの神秘家/Tideshaper Mysticで島を無理やり作って渡らせることもできる。
- 人工進化/Artificial Evolutionでクリーチャー・タイプを書き換えるコンボを使う人もいる。P/Tを上げるロードが青にはあまり多くないので、重宝されている。
- アルファにある他のロードが3マナであるのに対し、これのみ2マナと軽い。軽量クリーチャーの貧弱な青にあってこのことは非常に珍しい。
- 時のらせんブロックで共に収録されたマーフォークは霧衣の究極体/Mistform Ultimusを含めても数えるほどしかいなかったが、続くローウィン・ブロックでは白と青のメイン部族に採用されたため、WotCが以前発表した「国民はもうちょっと増える」旨が現実のものとなった。
- アトランティスとは大西洋に沈んだとされている伝説の都市。だが後に、ドミナリア/Dominariaを舞台とした話に取り込むために、エトラン・シース/Etlan Shiisというマーフォークの地名が人間に伝わってなまったと設定された。
クリーチャー・タイプの変遷
初出のアルファでは「Lord of Atlantis」と同名のクリーチャー・タイプを持っていた。その後、リバイズド収録時にロードに変更される。アルファ時点でマーフォークは真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Tridentしか存在せず、ザ・ダークでマーフォークの暗殺者/Merfolk Assassinが登場するまでは真珠三叉矛の人魚専用のロードであった。
第9版での方針変更で他色のロードには対応する部族のクリーチャー・タイプが与えられたが、これ自身は再録されなかったのでロード単体のままであった。その後、時のらせんでタイムシフトカードとして再録され、ようやくマーフォークのクリーチャー・タイプを獲得した。これにより、複数出たときに王自身も恩恵を得られるようになった。
そして、ロードの廃止の決定に伴い(詳しくはロードの項を参照)、2007年9月サブタイプ変更でロードのクリーチャー・タイプを失い、マーフォークのみとなった。
関連カード
長らくマーフォークのロードはアトランティスの王1種類だけであったが、ローウィン以降、新たなロードがいくつか作られている。これらはマーフォークの王とは違い自身のマーフォークのみを強化する。
- メロウの騎兵/Merrow Reejerey - マーフォーク呪文を唱えるたびにパーマネントのタップ・アンタップができる。シングルシンボル3マナ2/2。
- マーフォークの君主/Merfolk Sovereign - 自身をタップすることでマーフォーク1体をアンブロッカブルにできる。ダブルシンボル3マナ2/2。
- 珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander - Lv系カード。最初はダブルシンボル2マナ2/2の実質バニラだが、4マナつぎ込めばロード能力を得られる。