大群マジック
提供:MTG Wiki
大群マジック/Horde Magicとは、多人数戦の変種ルールの1つ。プレイヤーが1つのチームを組み『大群』と呼ばれるデッキに挑むものである。
目次 |
ルール
- プレイヤーは最大4人のチームで行い、それぞれ自分のデッキを組む。
- 共用ライフの初期値は20×人数とし、チームの進行は共有チーム・ターンで行う。
- 最初にプレイヤー側のターンを3ターン分行い、その後、大群側とプレイヤー側と交互に行う。
『大群』
大群マジックは『大群』と呼ばれる、60枚の同一の名前のトークンの入った100枚デッキが必要となる。3人以下の場合、開始時に以下の枚数を無作為に取り除く。
1人 | 55枚 |
2人 | 40枚 |
3人 | 25枚 |
- 上記以外に、4人を下回る一人につき25枚をランダムに取り除く(3人なら75枚、2人なら50枚)方法もある。
- 参考リンクにあるデッキは55枚の同名トークンのものと55枚と5枚の2種類で60枚にしたものとがあり、必ずしも60枚ですべて同名トークンでなくてもいいようだ。またトークンのクリーチャー・タイプ、サイズ、能力などは自由に設定することができる。公式に存在しないトークン・カードでもよい。
- 数十枚のトークンを公式のトークン・カードで用意するのは厳しいので、別のカードをトークンとして代用することになるだろう。その場合、複数のトークンをデッキに入れていると区別がつきにくいので現実的には1-2種類に抑えるのがいいだろう。
- 大群デッキにおいては、トークン・カードを通常のマジックのカードと同じように扱う。
- 大群デッキをプレイするプレイヤーはいない。それは自動的にプレイされる。
- 大群のターンに開始時にトークン以外のカードが出るまでのライブラリーの一番上を公開する。そのあと、公開されたすべてのトークンを唱え(それらのコストは0である)、最後に公開したカードを唱える。
- 大群は必要なマナは保っているものとして扱い、いくらでも追加コストに必要なマナを払える(プロパガンダ/Propagandaなど)。
- 大群側のクリーチャーは速攻と攻撃強制を持つ(可能な限り攻撃に参加する)。
- プレイヤーが大群にダメージを与えた場合、大群のライブラリーのカードを上からダメージの分墓地に置く。
- たとえば、プレイヤーがプレインズウォーカーをコントロールしていて大群のクリーチャーが攻撃できる場合など、大群に選択肢が持つ場合、その選択は可能な限り無作為に選ぶ。
勝敗
変種ルール
射場本正巳から、以下のような追加ルールが提案されている(参考)。
- 参加するプレイヤーの人数に関係なく、プレイヤー側の共用ライフは合計で100であり、大群デッキの枚数は100枚である。
- プレイヤーは1人で大群と戦うとき、準備ターンとして5ターンを得る。人数が一人増えるごとに得られるターンは1少なくなる。
- 大群デッキに含まれるカードはトークンと同じクリーチャータイプを持つか、そのクリーチャータイプをテキストかカード名に含むものとする。
- 上記のカードのほかに10枚まで自由にカードを入れることができる。これらのカードはそれぞれ1枚制限とする。
サンプルレシピ
その1(参考)
その2(参考)
その3(参考)
射場本正巳の追加ルールに沿って作られたデッキ。
参考リンク
- Horde Magic: A New Way to Play Magic and Survive Zombie Invasions(Quiet Speculation、文:Peter Knudson)
- Up Up Down Down Left Right Left Right B A Shuffle/上上下下左右左右BAシャッフル!(WotC、文:Adam Styborski)
- Hording all the Fun(WotC、文:Adam Styborski)
- 塚本樹詩のデッキ構築劇場・押し寄せる何か(MTG-JP.com)
- 射場本正巳の「カジュアルマジックのススメ」 第3回:新しい遊び方を探そう!(MTG-JP.com)