打ち消されない
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打ち消されない/can't be counteredという効果は、呪文や能力が打ち消されることを防ぐ効果である。
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解説
「打ち消されない」という効果は、「〜〜を打ち消す」という効果を持った呪文や能力によって打ち消されることを無視する。
基本的には、打ち消しを得意とする青の対抗色である赤と緑のカードの持つ能力である。赤、緑に次ぐ3番手は青であり、最初に印刷された最後の言葉/Last Word以後はしばらく登場していなかったが、呪文においては至高の評決/Supreme Verdict、クリーチャーにおいては真珠湖の古きもの/Pearl Lake Ancient以来定期的に現れている。白と黒はこの役割を持たない。
普通の打ち消しでは対抗できないため、打ち消し戦術を使う側は他の対処を考えなければならない。
- 打ち消し呪文の対象にならないということではない。
- 例えば、突然の衰微/Abrupt Decayを対象に蝕み/Undermineを唱えた場合、蝕みの解決に際し、突然の衰微のコントローラーは3点のライフを失う。
- テンペストでスクラーグノス/Scragnothが最初に持った能力である。
- 緑の打ち消されないカードはほぼ全てクリーチャー・カードである。またクリーチャー呪文を打ち消されなくするカードも擁する。
打ち消されない呪文の対処法
以下には、打ち消されない呪文や能力から受ける影響を低減する方向での対処例を示し、戦場に出てから対処する方法は割愛する。
- 誤った指図/Misdirectionのような対象を変更する効果を用いる。
- 時間停止/Time Stopや精神壊しの罠/Mindbreak Trapで呪文や能力を追放する。
- 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savantや粗暴な排除/Brutal Expulsionで呪文をバウンスしてしまう。
- 対象を取る場合、明滅やバウンス、呪禁や被覆の付与で対象を保護する。
過去のルール
かつては、対象を取る呪文や能力が対象不適正(不正な対象)になった場合、解決時にルールによって打ち消されていた。(→立ち消え)
ドミナリア発売に伴うルール変更(2018年4月27日発効)により、対象不適正時はルールによって打ち消されるのではなく単に解決されないことになったため、対象をとる呪文や能力が打ち消されない場合に使われていた「呪文や能力によっては打ち消されない」という文章を「打ち消されない」とするオラクル変更が同時期に行われた。
- この時期にルールによる打ち消しを防ぐ事ができる例外として、金粉のドレイク/Gilded Drakeが存在していた。現在はルール変更に合わせて、対象不適正となっても解決される能力へと変更されている。
- 未来予知で部族呪文が登場してから、一時樹根スリヴァー/Root Sliverの能力でそれらがルールにより打ち消されなかった時期があった。2008年1月のオラクル更新で、これは「呪文や能力により打ち消されない」に改められていた。