波乱の悪魔/Mayhem Devil
提供:MTG Wiki
クリーチャー — デビル(Devil)
プレイヤーがパーマネントを1つ生け贄に捧げるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。波乱の悪魔はそれに1点のダメージを与える。
3/3プレイヤーがパーマネントを生け贄に捧げるたびに任意の対象へダメージを与えるデビル。
炉の式典/Furnace Celebrationに似ているが、誘発条件がすべてのプレイヤーに広がっている。こちらがコストとして使用する生け贄のほか、リリアナの勝利/Liliana's Triumphなどで対戦相手に強要する生け贄、対戦相手のフェッチランドや宝物でもダメージが飛び、アリストクラッツや無限頑強などの生け贄コンボに対する抑止力としても働く。死せる生/Living Endのような全体生け贄呪文と組み合わせても強力。
スタンダードでは忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Godsや炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flameと相性が良く、黒赤ビートダウンなどで採用されている。災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Divaとは役割が近いが、デッキの戦略が生け贄シナジー寄りの場合はこれを、ビートダウン寄りの場合は全体強化能力を持つジュディスを多めに使うなど併用・使い分けがされている。
エルドレインの王権では食物や寓話の小道/Fabled Passageが登場したことで大きく強化され、このカードを採用したジャンド・サクリファイスはミシックチャンピオンシップロングビーチ19冬では使用率2位となり、Piotr Głogowskiを全勝優勝に導いた。大釜の使い魔/Cauldron Familiarと魔女のかまど/Witch's Ovenがあれば最低でも毎ターン3点クロックを刻むか2点火力で戦場を荒らし回ることができ、寓話の小道や金のガチョウ/Gilded Gooseがデッキを選ばないカードなのでプレイヤーを問わない性質はミラーマッチ以外でも有効に働く。
ルール
- 呪文や能力のコストを支払うためにパーマネントが生け贄に捧げられたなら、波乱の悪魔の能力は、その呪文や能力よりも先に解決される。呪文や能力の解決中にパーマネントが生け贄に捧げられたなら、その呪文や能力の解決が全て終わった後に、波乱の悪魔の能力がスタックに置かれる。
- 波乱の悪魔自身を生贄に捧げた場合も、能力は誘発する。また波乱の悪魔と同時に生贄に捧げられた各パーマネントについても、能力は誘発する。
- どのプレイヤーがパーマネントを生贄に捧げたかに関わらず、波乱の悪魔の能力はあなたがコントロールする能力であり対象はあなたが選ぶ。
- 虚空の力線/Leyline of the Voidなどによりプレイヤーが生贄に捧げるイベントの結果が変化したとしても、波乱の悪魔の能力は誘発する。
- レジェンド・ルールは単に墓地に置くだけであり能力は誘発しない。一方、同じ状況起因処理でも最終章を迎えた英雄譚は生け贄に捧げられるので波乱の悪魔の能力を誘発させる。