自我の危機/Identity Crisis
提供:MTG Wiki
対戦相手の手札と墓地のカードをすべて追放してしまうので、対戦相手はすでに戦場に出ているパーマネントと、これから引くカード以外では何もできなくなる。ボードコントロールを確立したうえで撃てれば勝利は近い。
効果は強力だが、6マナと非常に重い。それでも機知の終わり/Wit's Endに比べればマナ総量は軽いのだが、唱えられる頃には対戦相手の手札はすでにほとんどなくなっている可能性も高く、蘇生がある環境とはいえ墓地を利用するデッキでなければ墓地を除去されても痛くも痒くもない。そのためリミテッドでのメインデッキへの投入は厳しいだろう。
構築では、手札破壊デッキが「対戦相手の墓地を肥やしてしまうため、蘇生デッキやリアニメイトデッキとの相性が悪い」という問題へのひとつの解答であり、サイドボードへの投入はあり得るだろう。ローウィン=シャドウムーア・ブロックを含む環境で有力な地位を築いている、目覚ましヒバリ/Reveillarkを使用するデッキに対しても有効である。
- 墓地対策付きの手札破壊としては12年後のストリクスヘイヴン:魔法学院で真っ白/Go Blank(精神腐敗/Mind Rot+墓地追放)という後輩ができた。そちらは3マナと軽いためこちらより構築実績に恵まれているが、捨ててから追放するという挙動上マッドネスなどを機能させてしまう点では劣る。