血に呪われた者、オドリック/Odric, Blood-Cursed

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2022年8月3日 (水) 12:43時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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Odric, Blood-Cursed / 血に呪われた者、オドリック (1)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 兵士(Soldier)

血に呪われた者、オドリックが戦場に出たとき、血(Blood)トークンX個を生成する。Xは、飛行、先制攻撃、二段攻撃、接死、速攻、呪禁、破壊不能、絆魂、威迫、到達、トランプル、警戒の中であなたがコントロールしているクリーチャーが持つ能力の種類数に等しい。(各能力はそれぞれ1回のみ数える。)

3/3

イニストラード:真紅の契りで再登場したオドリック/Odric背景ストーリーを反映して吸血鬼兵士となり本来のに吸血鬼のが追加された。

ETBあなたクリーチャーが持つ特定の常磐木キーワード能力の数に応じてトークン生成する。月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshalを吸血鬼らしく変化させたといえるが、司令官時代と違い戦場に出た瞬間にしか誘発しない点がネック。3マナと軽い点を活用しようとすると1、2個程度しか生成が狙えず、かといって並べてから出そうとすると戦場に出た後は3/3のバニラであり、血トークンの強みである軽量ルーターとしての性質も戦況が進むほど弱まっていく。これらの性質を考慮すると、序盤はルーターとして利用しつつ、中盤以降はパーマネントが増えること自体をリターンにできるカードとのコンボを狙うのが現実的。

ローテーションを同じくするジェトミアの情婦、ジニー・フェイ/Jinnie Fay, Jetmir's Secondは有力な相方。生成されるトークンを直接勝利に貢献できるクリーチャートークンに変えてくれる上、そのトークンが速攻警戒を持っているためお膳立てにも役立つ。また、パーマネントを利用する訳ではないが、生成するトークンを増やしつつ盤面の補強を狙える天使火の覚醒/Angelfire Ignitionとも相性が良好な他、長所食い/Eater of Virtueはメリットを共有しやすく、デッキ単位でシナジーを形成しやすくなる。登場時の評価は芳しくなかったが、徐々に使いやすさは増している。

一方、他のクリーチャーに依存する性質はどこまでも不安定。唱えるのに対応して除去されるとトークンの生成数が減ってしまい、予め展開させたところを全体除去で対処されれば、カード・アドバンテージで遅れを取るだけでなくオドリックにより得られたはずのアドバンテージまで失ってしまう。単独でフィニッシャーになれるだけの性能は無いので、これに頼りすぎるのはリスクが大きい。前述したカード群と組み合わせる場合も、あくまで基本戦術はビートダウンのデッキに搭載しておき、序盤の事故をある程度回避しつつ、上手く盤面が整った場合は一気に勝負を決める補助的なプランとしての採用になるだろう。伝説のクリーチャーなことも考慮すると、積みすぎるよりも1、2枚挿しておくと、意外と器用に活躍してくれるかもしれない。

リミテッドでは除去が構築よりも少ないため横に並べやすく、序盤に出せれば主戦力に、中盤以降に出ても血で不要な手札を交換できるようになるなど、構築よりも使いやすい。

  • ストーリー上で人気のあるキャラクターでありながら非常に扱いづらいカードとなってしまっており、公式記事でもイニストラード:真紅の契りの反省点の一つに挙げられている[1]

関連カード

サイクル

イニストラード:真紅の契りレアの2伝説のクリーチャーサイクル

ストーリー

ヘンリカ・ダムナティ/Henrika Domnathiに血を流し込まれ、吸血鬼/Vampireと化してしまったオドリック/Odric

詳細はオドリック/Odricを参照。

脚注

  1. State of Design 2022/デザイン演説2022Making Magic 2022年8月1日 Mark Rosewater著)
  2. Odds & Ends – Innistrad: Crimson Vow, Part 2/こぼれ話:『イニストラード:真紅の契り』 その2(Making Magic 2021年12月13日 Mark Rosewater著)

参考

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