刹那
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刹那/Split second
Sudden Death / 突然の死 (1)(黒)(黒)
インスタント
インスタント
刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-4/-4の修整を受ける。
時のらせんで制定されたキーワード能力。 今までの打ち消されない呪文などのように「妨害を受け付けない」のではなく、「妨害を試みること自体ができない」というイメージ。(厳密には妨害をする手段はある。下記参照) 刹那は、刹那を持つカードがスタック上にある際に働く常在型能力で、この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文やマナ能力でない起動型能力をプレイできない」を意味する。
- 呪文とマナ能力でない起動型能力のプレイを禁止するだけであって、マナ能力のプレイや、誘発型能力の誘発は禁止されない。
- 刹那を持つ呪文がスタックにある間に誘発した能力の中に「呪文をプレイさせる」効果が含まれていた場合、刹那によって呪文がプレイできないので、「不可能な行動」としてその部分は無視される。
- 特別な行動も影響を受けない。例えば、刹那を持つ呪文がスタック上にあっても変異で裏向きになっているパーマネントを表にできる。
- あくまでプレイを禁止するだけであって、優先権を得なくなる訳ではない。優先権に関する手順は通常通り行われる。
- プレイを禁止するだけなので、既にプレイされてスタックに乗っている呪文や能力に対しては何もしない。
刹那を持つ呪文がプレイされスタックに乗ると、その時点から全てのプレイヤーが呪文も能力もプレイできなくなるため、刹那を持つ呪文を対抗呪文/Counterspellなどで打ち消したり、クリーチャーを巨大化/Giant Growthで救助したりはできない。 ただし、エラヨウの本質/Erayo's Essence等の誘発型能力や虚空魔道士の弟子/Voidmage Apprenticeの変異誘発型能力で打ち消す事は可能だし、小柄な竜装者/Wee Dragonautsはデカくなっていく。
- 基本的には、刹那を持つ呪文をスタックに乗せても、すでにスタックにある他の呪文や能力を守ることはできない。
なぜなら、刹那を持つ呪文が解決されてスタックから退場してしまえば、また普通に呪文や能力がプレイできるようになるからである。解決後に改めてちょっかいを出せばよいわけである。
- ただし、刹那を持つ呪文のあとでスタックに乗った誘発型能力や、それにより作られる呪文のコピーに対しては、(刹那を持つ呪文を打ち消すなどして先にスタックから取り除かない限り)ちょっかいが出せなくなる。
- 刹那もSplit secondも「一瞬」という意味。この場合のsecondは「2番目」ではなく「秒」を意味する。
- 刹那を持つカードの多くには、イラストに待機に描かれているのと同じような「境界」が描かれている。
待機は「前後」の境界であるが刹那のものは二次元的な境界である。
- 刹那呪文をプレイする際は優先権の確認が重要。対戦相手が自分のクリーチャー呪文の解決後に、優先権をパスせず即座に岩石樹の祈り/Stonewood Invocationを使用した場合、あなたに割り込む余地は一切無い。
相手に自分の優先権の放棄を確認するか、相手があなたの優先権を確認せずに別の行動に移った場合には巻き戻しを要求しよう。
- 刹那を利用したテクニックとして、深海のクラーケン/Deep-Sea Krakenとの例が挙げられる。対戦相手の深海のクラーケンの時間カウンターが残り1個の状態で刹那付きの呪文をプレイすると、刹那の「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文をプレイできない」というルールに従い、深海のクラーケンはゲーム外に取り除かれたままとなる。
総合ルール
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造
刹那を持つカード
- 天界の十字軍/Celestial Crusader
- 拭い捨て/Wipe Away
- 突然の死/Sudden Death
- 突然のショック/Sudden Shock
- クローサの掌握/Krosan Grip
- 天使の嗜み/Angel's Grace
- 計略縛り/Trickbind
- 突然の俗化/Sudden Spoiling
- 捕縛の言葉/Word of Seizing
- 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation