マナ・バーン
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マナ・バーン/Mana Burnは、フェイズの終了時にマナが残っていたことによって発生するライフの損失を意味するルール用語。
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解説
フェイズの終了時に、各プレイヤーのマナ・プールに残っている未使用のマナは失われる。この方法で失われたマナ1点ごとに、そのプレイヤーは1点のライフを失う。このライフの損失を「マナ・バーン」と呼ぶ。これはダメージではないので軽減はできない。また、マナ・バーンは自動的に適用されるが、状況起因効果ではない。ゲームの行動である。
- ステップの終了時にはマナ・バーンは発生しない。例えば、アップキープ・ステップにマナを出して、ドロー・ステップにそれを使うのは適正なプレイである。リシャーダの港/Rishadan Portがある時期によく行われていた。
- ミラージュ以前はダメージとして扱われていたが、今はライフロスとして扱う。この変更前では「わざとマナ・バーンを起こしてダメージ反転/Reverse Damageでライフを回復する」というようなことが可能だった。
- ターンを他のプレイヤーにコントロールされている場合、そのプレイヤーはマナ・バーンでライフを失わない(→精神隷属器/Mindslaver)。
- 湧出/Upwellingによりこのルールを回避することができる。また、神河謀叛にマナ・バーンしないマナを発生させるカードも複数存在する。
状況・戦術
対戦中、ウルザランドや印鑑のような、一度に複数のマナを生み出すカードを使った場合、余った分を使い切れずマナ・バーンすることはよくある。まれに、計算違いや間抜けな行動の結果、起こしてしまうことも……。日本選手権00では、小宮忠義氏が防御の光網/Defense Gridによる追加コストを(2)と勘違いした為、小宮氏らしくないマナ・バーンを起こした。
また、相手のマナ・プールにマナを加えることのできるエラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyardや幽体の照明灯/Spectral Searchlightなどのカードで、積極的に相手のマナ・バーンを狙うこともできる。
- 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forgeや原野の脈動/Pulse of the Fieldsの登場により、戦略的なマナ・バーンも見られるようになった。この場合、マナ・バーンはフェイズの終了時にしか起こらないということに特に注意が必要。
- 碑出告の第二の儀式/Hidetsugu's Second Riteに対処するため、意図的にすることも。
その他
- 投了の代わりにわざとマナ・バーンを起こし、自殺するプレイヤーがよくいる。マナーに厳しいプレイヤーの一部には「対戦相手に失礼だ」という意見もある。
- 同名のマジックの情報誌がある。 ⇒ マナバーン(関連書籍)