単体強化
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単体強化とは、強化(クリーチャーにプラスのP/T修整やキーワード能力など、戦闘などで有利となる補助を与える呪文や能力)の中でも、対象とした1体のみに影響を与えるもののこと。
大別して、「一時的だが効果が大きいもの」と「恒久的だが効果が控えめなもの」 がある。後者はオーラや+1/+1カウンターを用いるものの他、「(この効果は永続する。)」という形で表記されているものもある。
比較的低いマナ・コストで大きなサイズを獲得できるのが最大の利点。またインスタント・タイミングで使用することで対戦相手の意表をつくことができるのも強み。特に戦闘時に活用するプレイングはコンバット・トリックと言われる重要なテクニックである。ただしクリーチャー1体にカードを2枚用いていることから、カード・アドバンテージを失いやすいのが欠点。
各色に存在するが、やはりクリーチャーの色である緑が質・量ともにもっとも豊富。次点は白とされる。赤や黒はパワー寄りのもの、何らかのペナルティ能力や追加コストと引き換えのものが多い。クリーチャーが最も弱いとされる青には少数しか存在しない。
緑は特に条件なく+3/+3以上の大きな修整を与える。白は通常は+2/+2が限度だが代わりにキーワード能力がつく、もしくは大きな修整を与えるが特定条件でのみ使用可能、という形で差別化されている。
- 基本的に対象を取る。そのため、被覆を持つクリーチャーは「単体強化で補助できない」という欠点があった。近年は呪禁の登場でその手のジレンマは解消している。
- 「クリーチャー1体を強化」という点ではパンプアップや装備品も性質は近いが、それらは性質の違いからあまり単体強化とは呼ばない。
- 「複数の対象を取る」という、単体強化と全体強化の中間のような強化のことも、あまり単体強化とは呼ばない。ただし文脈によっては単体強化を「対象を取る強化」という意味で用いることがあるため、そのときはそれも含まれていると考えるべきであろう。