トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach

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2013年10月3日 (木) 07:24時点におけるTaxin (トーク | 投稿記録)による版
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Hymn to Tourach / トーラックへの賛歌 (黒)(黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを2枚無作為に選んで捨てる。


数ある手札破壊呪文の中でもトップクラスの性能を誇る凶悪なカード暗黒の儀式/Dark Ritualで加速しての「無作為手札破壊」は、序盤から今後のゲーム展開を変えさせてしまう。これに加えて1ターン目からの強迫/Duressとの連続撃ちは、対戦相手にとってまさに悪夢である。

ただし、ヴィンテージでは使用されている頻度はあまり高くない。前述の強迫と、陰謀団式療法/Cabal Therapyという、1マナにして最強の2本柱があるため。またコントロール向けでないため、有効活用できるデッキが多くないということ、ヴィンテージにおいてはMoxが多用されているため、色拘束の問題が大きいこと、単純に1マナの差が大きい、などの理由が挙げられる。テレパシー/Telepathyがヴィンテージで1枚挿しされることがある、などの現実を見ると、手札を見ることによる戦略性がかなり重視され、このカードにはそれが無いというのも1つの要因か。

一方レガシーでは、序盤から積極的に対戦相手を妨害し、アドバンテージを取りに行けるため非常に強力である。最序盤に唱えれば決して低くない確率で土地カードを捨てさせられることも手伝って、当初からピキュラ黒黒ウィニーといった黒主体の速攻デッキで頻繁に採用されていた。

また、ローウィン思考囲い/Thoughtseizeが追加されたことが大きな追い風となっている。撃てばほぼ確実にアドバンテージを取れる反面、無作為とは言え「落としたいカードを落とせない」というのは以前からのマイナス点であった。しかし、思考囲いが追加され、強迫との8デュレス体制が可能になると、併用することで「アドバンテージを取りつつ、落としたいカードを落とす」といったことが容易になったのである。これらにより、最近ではより一層の存在感を見せつけ、採用率も大幅に上がっている。

1996年10月1日より、スタンダード制限カードに指定されている。

参考

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