不可視/Invisibility
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マジック初の回避能力付与オーラの1つ(他に山渡り付与の穴掘り/Burrowingと畏怖付与の畏怖/Fear、飛行付与の飛行/Flightがある)。これはクリーチャーを、壁以外にブロックされなくする。
付与される能力は魅力的だが、カードとしての性能はお世辞にも高いとは言えない。P/T修整などもなく、色拘束も強いこれをあえて使用する理由はないだろう。リミテッドにおいてもその評価は変わらず、できれば他のカードにスロットを割きたいところ。
- アーティファクト版はジョーヴンの泥棒道具/Joven's Tools。
- フェイジング版は不可視の外套/Cloak of Invisibility。
- 装備品版はこそ泥の兜/Prowler's Helm。
- 完全なアンブロッカブルにする霞の外套/Cloak of Mistsはこれの上位互換。強いて勝る点を探すなら、こちらは対戦相手の茂みのバジリスク/Thicket Basiliskなどにつけて寄せ餌/Lureとのコンボを封殺できる。
- 基本セット2015での再録時点で、スタンダードで共存している液態化/Aqueous Formは1マナで制限がなく、攻撃誘発の占術までオマケについてくる上位互換となっている。
- 第8版において、実に10年ぶりとなる再録を果たす。その際フレイバー・テキストと名アーティスト、Pete Venters氏による新規イラスト。そしてInvisibilityという英名に対し、第8版以前のカードである一瞬の不可視/Touch of Invisibilityや不可視の外套/Cloak of Invisibilityの2枚と同じテンプレート訳をされた、不可視という和訳名(初の日本語名)が与えられた。また、他の第8版収録カードと同様に、第8版時から採用された新たなカード枠への変更も受ける。
- 基本セット2015にて、第8版からさらに11年の時を経た三度目の再録を果たす。また、この際も他の基本セット2015収録カードと同様に、基本セット2015から採用された新たなカード枠の変更を受ける。この法則性から行けば『次回もまた新たなカード枠の採用が行われる約10年後のセットで再録』となるのだろうか……?
- アルファからアンリミテッドまでのイラストはAnson Maddocks氏によるもの。Anson Maddocks氏が手掛けた同じ黎明期頃のイラストにはLiving Wall(イラスト)、デレロー/Derelor(イラスト)や毒吐きナメクジ/Spitting Slug(イラスト)など、グロテスクだったり気味が悪かったりするカードが割と多い。しかしそれらの作品群とはうってかわって、氏のInvisibilityはとても美しい印象的な芸術画となっている。