反射魔道士/Reflector Mage
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バウンスのCIP能力を持った、大クラゲ/Man-o'-Warの亜種の1つ。白青になったことで相手が再度唱えることを妨害できるようになり、タフネスが1上がった。
通常のバウンス効果は一時しのぎにしかならないという欠点を抱えているが、唱えることを禁止する効果によってその欠点を克服している。1ターン猶予があれば別の解決手段が用意できるし、低コストのクリーチャーを戻しても相手の手数が増え難いので本家と比べてもテンポ・アドバンテージの面で更に優秀になっている。対戦相手がコントロールするクリーチャーしか対象に取れないのは長所にも短所にもなるが、テンポデッキで使う場合はプラスに働くことが多いだろう。
スタンダードではバント・カンパニーの立役者の1人であり、タルキール龍紀伝がローテーション落ちするまでトーナメントの第一線で活躍し続けた。カラデシュ参入後も白青ビートダウンに採用されている。モダンでも集合した中隊/Collected Companyを使ったデッキで活躍している。
2017年1月20日より、スタンダードで禁止カードに指定される。バント・カンパニーや白青ビートダウンにおいて「最も不満がたまり楽しくないカード」であったため(参考/翻訳)。
ルール
- 呪文を唱えられなくなる効果は誘発型能力の解決時点から発生する継続的効果であり、反射魔道士が戦場を離れても、次のあなたのターンが始まるまでオーナーは同じ名前の呪文を唱えることができない。
- 参照するカード名は、戦場で持っていたものである。同一のカードであっても、名前が違っていれば唱えることを禁止されない。
- 戦場とほかの領域でカード名が変わるカードに注意。具体的には、裏向きであったり、第2面/合体状態であったり、反転後であったり、ほかのカードのコピーであったりしたカードを戻した場合、そのカードの第1面/反転前の名前は禁止されないし、表向き時やコピーでない時の本来のカード名も禁止されない。
- また変異を持つ表向きのクリーチャーが戻された場合、そのクリーチャーは(通常の表向きで唱えることは禁止されるが)裏向きで唱えることは禁止されない。裏向きの呪文はカード名を持たない。
- クリーチャー化していたパーマネントを戻した場合、その名前の呪文を唱えることは禁止される。禁止されるのはクリーチャー呪文に限らない。
- 土地の場合、唱えることは禁止されるが実質的に意味はない。土地のプレイは禁止されない。
- 一部のトークンと同名の呪文との相互作用に注意。例えば裂片(Splinter)トークンを戻すと、木っ端みじん/Splinterが禁止される。
- 戦場とほかの領域でカード名が変わるカードに注意。具体的には、裏向きであったり、第2面/合体状態であったり、反転後であったり、ほかのカードのコピーであったりしたカードを戻した場合、そのカードの第1面/反転前の名前は禁止されないし、表向き時やコピーでない時の本来のカード名も禁止されない。
- 集合した中隊などで相手の終了ステップに出した場合、その相手のターンが終わると「あなたの次のターン」となるため、唱えられない効果は終了してしまうことに注意。
関連カード
サイクル
ゲートウォッチの誓いの、アンコモンの2色クリーチャーのサイクル。
- 反射魔道士/Reflector Mage
- 岸壁安息所の吸血鬼/Cliffhaven Vampire
- 精神溶かし/Mindmelter
- 嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage
- 鞭打ちドローン/Flayer Drone
- ベイロスの虚身/Baloth Null
- 執拗な狩人/Relentless Hunter
- 武器の教練者/Weapons Trainer
- ジョラーガの援軍/Joraga Auxiliary
- 虚空を継ぐもの/Void Grafter
参考
- Five Amazing Threes(Daily MTG、Limited Information、文:Marshall Sutcliffe)
- カード個別評価:ゲートウォッチの誓い - アンコモン