樹上の草食獣/Arboreal Grazer
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Arboreal Grazer / 樹上の草食獣 (緑)
クリーチャー — ナマケモノ(Sloth) ビースト(Beast)
クリーチャー — ナマケモノ(Sloth) ビースト(Beast)
到達
樹上の草食獣が戦場に出たとき、あなたはあなたの手札から土地カード1枚をタップ状態で戦場に出してもよい。
ETB能力で手札から土地を戦場に出せる、タフネス偏重の軽量ビースト。
エルフの開拓者/Elvish Pioneerの変種なのだが、基本土地に限定されていた先達と違いあらゆる土地に対応しており、多色デッキに採用できるようになっている。マナ・クリーチャーではないが序盤の展開を加速させることが可能で、除去されても増やした土地が戦場に残る点では、登場時のスタンダードで同居するラノワールのエルフ/Llanowar Elvesよりも安定していると言える。一方で自身からマナを出せず、引いた土地の枚数以上にマナを増やすことはできないという欠点もある。3-5マナ域を頂点とするミッドレンジや、得たテンポで手札を補充できる青と組んだデッキに投入することになるだろうか。
クリーチャーとしても1マナにして0/3到達となかなかの性能を持っており、スタンダードでは赤単スライや青単テンポ等の小型クリーチャー主体のデッキに対する防壁として有用。防衛は持っていないため、ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas等で強化すればアタッカーに転じることもできる。ターボネクサスでも採用圏内。
リミテッドでも序盤の展開を早めつつエイヴンの永遠衆/Aven Eternalなど主要なコモンの飛行持ちを止めることができるため守りに役立つ。特にプレインズウォーカーを多めに確保した低速な戦略を取るなら、プレインズウォーカーをいち早く出させ、そのプレインズウォーカーをしっかり守ってくれるありがたい存在となる。