曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror
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Meloku the Clouded Mirror / 曇り鏡のメロク (4)(青)
伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) ウィザード(Wizard)
伝説のクリーチャー — ムーンフォーク(Moonfolk) ウィザード(Wizard)
飛行
(1),あなたがコントロールする土地を1つ、オーナーの手札に戻す:飛行を持つ青の1/1のイリュージョン(Illusion)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
1マナを支払い土地1枚を手札に戻すことで、1/1の飛行を持つイリュージョン・トークンを戦場に出す能力を持つ伝説のムーンフォーク。他のムーンフォークに比べるとコストの割に効果が大きい。
もとはリミテッドでの制圧力の高さが知られていたが、タフネスが4と高く、フィニッシャーとして十分な性能を持つため、構築でもコントロール系のデッキでよく使われた。
特に神河ブロックの頃は緑に桜族の長老/Sakura-Tribe Elderと木霊の手の内/Kodama's Reachという強力な土地加速カードが存在し、これらとの相性のよさからターボランド系デッキで大活躍した。そのため、「神河ブロックにおける最強の緑のカードの一枚」と呼ばれたこともある(→そっちのグリーンカードじゃなくて参照)。
そうでなくともコントロールデッキは土地が並びやすいため威力が高く、これ自体が5マナとフィニッシャー級のカードにしては軽いことから青系コントロールデッキのフィニッシャーとして幅広く採用されている。「変異種/Morphling以来の青の最強クリーチャー」とも評された(→Standard Decks to Beat 2006 November 時のかけら探し~前編~参照)。
また色拘束の弱さから、土地サーチの豊富さを活かしてほぼこれを入れるためだけに青をタッチするデッキも(特に神河ブロック構築で)あった。初出当時のレジェンド・ルールでは対戦相手のメロクを対消滅で除去できたことも採用の理由の1つだろう。
- トークンを一度に大量に展開する際は、残響する真実/Echoing Truthや残響する衰微/Echoing Decayなどに注意。またトークンのタフネスは1であるため、紅蓮地獄/Pyroclasmなど全体火力にも注意。
- 初心者が勘違いしやすいが、マナを生み出すのと土地を手札に戻すのは同時ではなく、マナ・コストを支払う際にマナ能力を起動する機会が与えられる(CR:601.2f, CR:601.2g)。そのため、起動型能力のためのマナをある土地から生み出し、その土地を手札に戻す、ということは可能である。
- スペイン語版ではトークンは2/2と誤植されている。もし2/2なら本当に手に負えない化物である。
- 多くの土地を戻してトークンを一気に大量生成すること、あるいは高速デッキ相手に序盤でのフルタップでの起動を余儀なくされる事態を俗に「キレる」または「キレメロク」と言ったりする。
- 日本語版フレイバー・テキストは「多く」が重複している誤訳がある。
彼は雲の中の都市を愛している。彼が眼下の地へ旅する時は、その地に多くの故郷の名残を多く残していった。
He loved his cities in the clouds. When he traveled to the lands below, he brought many reminders of his home.
参考
- メロク/Meloku(神河固有名詞対訳)
- メロク/Meloku(背景世界/ストーリー用語)
- 龍の手下 (Wizards社)
- カード個別評価:神河物語 - レア
- カード個別評価:Modern Masters - レア