影の評決/Shadows' Verdict
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ソーサリー
戦場からマナ総量が3以下の、クリーチャーやプレインズウォーカーと、墓地からマナ総量が3以下でクリーチャーやプレインズウォーカーであるカードを、すべて追放する。
軽量のクリーチャーとプレインズウォーカーをまとめて追放できる全体除去。過去のカードで言えばPWにも効く弱者の消耗/Consume the Meek、最近のカードで言えば全体版取り除き/Eliminateといった風情だが、追放で墓地も掃除するため復活してくるタイプのカードも根こそぎにできる。
登場時のスタンダードで3マナ以下の墓地から蘇ってくる厄介な生物と言えば自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathが筆頭であったが、ゼンディカーの夜明け発売後すぐに禁止カードに指定されてしまった。それを措いても、死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hungerなどの軽量脱出クリーチャーやスカイクレイブの影/Skyclave Shadeなどの自力で墓地から戻ってくる軽量クリーチャーを対策できる。また、ジェスカイ・サイクリングにも有効で、繁栄の狐/Flourishing Foxや雄々しい救出者/Valiant Rescuerといった主力クリーチャーを除去しつつ天頂の閃光/Zenith Flareの威力を低減できる。
ネックはやはりダブルシンボルで5マナという重さ。あくまで3マナ以下にしか触れないという点も問題であり、クリーチャー主体のアグロ対策としては少々速度と安定性で不安がある。ローテーション落ちしてしまった煤の儀式/Ritual of Sootの代わりにはなるが、絶滅の契機/Extinction Eventなどと使い分けていきたい。
パイオニアでは、エスパーコントロールで採用されている。アグロデッキ全般に効果があるが、特に墓地から復活する軽量クリーチャーを大量に採用している黒単アグロには強烈に刺さる。基本的にサイドボードだがメタゲーム次第ではメインデッキから採用されることもある。至高の評決/Supreme Verdictとのバランスに注意。
- 軽量とはいえプレインズウォーカーが何人も並ぶ場面はあまりないが、鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mageをトークンごと片付けたりもできる。