Guardian Angel
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インスタント
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、それに与えられる次のダメージをX点軽減する。ターン終了時まで、あなたはインスタントを唱えられるときならいつでも(1)を支払ってもよい。そうした場合、このターン、そのパーマネントかプレイヤーに与えられる次のダメージを1点軽減する。
「X点軽減」といっても、唱えたあとでもそのターン中であれば、追加マナを使っていくらでも軽減量を増加できるのが、他の軽減効果と異なるところ。このためXをいくつにして唱えてもあまり違いはないので、他のカード(主に打ち消し呪文)との兼ね合いで、Xは小さくするのが無難。打ち消されたときのテンポ喪失を抑えられる。
- 呪文破/Spell Blastや思考縛り/Thoughtbindといったマナ総量が小さい方が打ち消されやすい例外もあるので、相手の状況がわかれば使い方も変えるとよいだろう。
- 天使クリーチャーのようなカード名だが、クリーチャーではない。初期の名前付けの失敗例の1つとして挙げられる(→The Functionality of Names参照)。
- イラストは麻痺/Paralyzeのイラストと繋がっている。
オラクルの変遷
印刷時のルール文章は、最初にX点分を軽減する部分は現在と同じだが、追加のダメージ軽減の部分は「このターン、同じ対象への更なるダメージはダメージ1点につき1マナを支払うことにより取り消される。」と、軽減とは別の表現が用いられていた。
1998年7月頃のオラクル更新では、追加のダメージ軽減は「ターン終了時まで、あなたが支払った(1)につき、あなたはそのクリーチャーかプレイヤーへの1点を軽減してもよい。」と現在のルール文章に近い表現へと変更された。
1999年9月頃のオラクル更新では、マナ・コストから(X)が無くなり、ルール文章も「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とし、ターン終了時まで、それは『(1):このクリーチャーかプレイヤーに与えられる次のダメージを1点軽減する』を得る。」と、能力を付加する形に変更された。第6版ルールへの移行に合わせて特別な処理を行わない形にしたい意図があったのだと思われる。
2001年8月頃のオラクル更新で、マナ・コストの(X)が戻り、特別な処理で追加ダメージの軽減を行えるように変更された。
2018年のドミナリア発売の際のプレインズウォーカーへのダメージ移し替えルール廃止に伴うオラクル更新で、対象が「クリーチャー1体かプレイヤー1人」から「any target(任意の対象)」になり、現在に至る。
関連カード
- 純白の秘薬/Alabaster Potion - 追加の軽減効果がなくなり、1マナ重くなったが、X点ライフ回復と軽減の2つのモードから選べるようになった。