シェフのおすすめ/Chef's Kiss
提供:MTG Wiki
インスタント
パーマネント1つかプレイヤー1人のみを対象としている呪文1つを対象とする。それのコントロールを得る。それをコピーする。その後、その呪文とそのコピーの対象を無作為に選び直す。あなたやあなたがコントロールしているパーマネントを、それらの新しい対象にすることはできない。
単一の対象を選んでいる呪文のコントロールを奪い、さらに同じ呪文をもう一品いただくインスタント。ただし対象はあなたやあなたのパーマネント以外から無作為に選ばれる。
呪文のコントローラーは問わないので、対戦相手の呪文を奪ったうえで倍返しすることも、自分の呪文を倍化することもできる。ただし、いずれの場合も対象は無作為に選び直されるうえ、シェフのおすすめのコントローラーは対象にできないので、ドロー呪文やクリーチャー強化呪文など、メリットを与える呪文に対しては、相手を助けることになり自殺行為。基本的には「対象に加害する呪文」を対象にすることになる。
また、自分の呪文をコピーする目的ならば、モダンのカードプールでは余韻/Reverberateの方が軽いし、新たな対象選択も自由に行える。やはり本領は対戦相手の呪文を逆用すること。どちらかというとサイドボード向けのカードといえる。
ランダム性については、対象が制限されている呪文であれば、ある程度無視することができる。例えば対戦相手が唱えた溶岩の斧/Lava Axeに使うと対戦相手かプレインズウォーカーに通り、両方対戦相手に通ればこちらは実質3マナで10点ダメージという破格の数値に。クリーチャー限定火力をコピーしている場合、対戦相手が1体しかクリーチャーをコントロールしていなければ両方とも確実にそれに叩き込まれる。不確定ながら爆発力の高い呪文。
リミテッドでは悲劇的な落下/Tragic Fall、鉱山の崩壊/Mine Collapseなどの除去に対して使うのが基本だろう。不安定ではあるが、クリーチャー戦主軸の環境において最大2体を除去して1:3交換できるのは強烈。
ルール
- あなたがコントロールしている呪文を対象にシェフのおすすめを唱えてもよい。
- シェフのおすすめの対象とした呪文に、あなたやあなたがコントロールしているパーマネント以外の適正な対象がない場合、その呪文の対象は選び直すことなくそのままである。
- 例:神聖の力線/Leyline of Sanctityをコントロールしている対戦相手があなたに溶岩の撃ち込み/Lava Spikeを唱え、それに対しあなたがシェフのおすすめを唱えた。このとき、(戦場にプレインズウォーカーがいなければ)溶岩の撃ち込みの適正な対象はあなたしか存在しないため、溶岩の撃ち込みとそのコピーはそれぞれあなたに3点のダメージを与える。
- あなた以外のプレイヤーが唱えた「自分のコントロールしているパーマネント」しか対象に取れない呪文に対してシェフのおすすめを唱えた場合、その呪文とそのコピーは対象不適正になる。
- 例:対戦相手が対戦相手のクリーチャーを対象として蛇皮のヴェール/Snakeskin Veilを唱え、それに対してあなたがシェフのおすすめを唱えた。このとき、あなたはシェフのおすすめの効果により蛇皮のヴェールのコントロールを得るが、あなたのクリーチャーを蛇皮のヴェールの対象として選べないため、蛇皮のヴェールとそのコピーは対戦相手のクリーチャーを対象としたままになり、解決時に対象不適正となる。