宴の進行役/Master of Ceremonies
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クリーチャー — サイ(Rhino) ドルイド(Druid)
あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手はそれぞれ「金銭」「友人」「秘密」のうち1つを選ぶ。「金銭」を選んだプレイヤー1人につきそれぞれ、あなたとそのプレイヤーは宝物(Treasure)トークン1つを生成する。「友人」を選んだプレイヤー1人につきそれぞれ、あなたとそのプレイヤーは緑白の1/1の市民(Citizen)クリーチャー・トークン1体を生成する。「秘密」を選んだプレイヤー1人につきそれぞれ、あなたとそのプレイヤーはカード1枚を引く。
3/4対戦相手とあなたに、平等に恩恵を与えるサイ・ドルイド。統率者戦向けのセットに収録されたカードらしく、各対戦相手ごとに選択させる。
他のプレイヤーはそれぞれ1つしか恩恵を受けられないのに対して、自分は対戦相手の数だけ恩恵を重ねられる。宝物、クリーチャー・トークン、手札と腐る心配をまずしなくてよいパーマネントを生み出すので、序盤のうちに出した上で維持できれば相当量のアドバンテージを得られるだろう。反面、分かりやすいアドバンテージを得られる分やや除去の的になりやすい。相手にも恩恵を与えるため、事故気味の対戦相手がいればそのプレイヤーからのアシストが発生しうる分、一方的に恩恵を受けるカードよりは場持ちは良好と言えるだろうか。
相手に最終的な選択権のあるカードである点は忘れずに。如何に腐りづらいとはいえ、例えば既に展開を終え、マナに困らない状況では宝物は蛇足になりやすいし、トークンも全体強化を使う相手がいる場合、結果的にそちらの方が大きな恩恵を受けることになる。また統率者に指定できないので、戦術面をこれに依存しきると追放などで対処されたり、統率者以外にサーチ手段を頼っている場合に事故に繋がる。X呪文を搭載したり、自分から全体強化を使うビートダウンが組まれた場合に後から入るタイプのクリーチャーと言える。