タイタノス・レックス/Titanoth Rex
提供:MTG Wiki
クリーチャー — 恐竜(Dinosaur) ビースト(Beast)
トランプル
サイクリング(1)(緑)((1)(緑),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたがタイタノス・レックスをサイクリングしたとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それの上にトランプル・カウンターを1個置く。
とにかく巨大な、誘発型能力つきのサイクリングを併せ持つ恐竜・ビースト。
十二分のサイズ、そしてトランプルによって必要最低限の突破力も備えているが、いかんせん重い。サイクリングによってその欠点を軽減しているのは確かだが、かと言ってサイクリング誘発型能力を本命として扱うにはトランプルは有効な状況が限られており、この点では同サイクルのファッティである虚空を招くもの/Void Beckonerや聖域潰し/Sanctuary Smasherに比べると見劣りする。ただしこれらとは違って2マナなので普通のサイクリング感覚で扱うこともできる。
こういったファッティにありがちなオーバーキル気味という欠点を致命的でない程度には抑えているが完全に克服しているとは言えず、構築で使うなら自力で墓地へ置くことができる点を生かしリアニメイトから最大級のダメージを叩き込む戦略となる。あるいは接死を絡めるなどでサイクリング誘発型能力の価値を高める方向性もあり、幸い登場時のスタンダードには探索する獣/Questing Beastという攻撃的かつ強力な接死持ちは存在している。
イコリア:巨獣の棲処のリミテッドは遅めの環境でこそあるが、「重量級を出しやすくする」といった方向性ではないのでリミテッドでもデッキを選ぶ。踏み倒し手段としては不断の絆/Unbreakable Bondや再来/Back for More、恵みのスターリックス/Auspicious Starrixなどがあり、あるいは領獣/Parcelbeastや渡る大角/Migratory Greathornの数を揃えてマナ加速に期待したい。同様のサイクリング持ちファッティとしてコモンの大いなるサンドワーム/Greater Sandwurmと競合するものの、最低限手札で腐るリスクはないのでコンボありきでの採用に堪えるのは有難い。
- 登場時点で、アンコモン以下としては元々のP/Tいずれも最大の数値を持つ。
- 後にタフネスは不浄なる密集軍/Unhallowed Phalanx(1/13)に上回られた。
- Magic: The Gathering Arenaでは、2段目がサイクリングの変わりにトランプル表記され、サイクリングコストが分からず2重にトランプルを持つというバグがあった。
関連カード
サイクル
イコリア:巨獣の棲処のサイクリング誘発型能力を持つクリーチャーのサイクル。常磐木キーワード能力、サイクリング、自身をサイクリングしたときに自軍クリーチャー1体にキーワード・カウンターを置く能力を持つ。稀少度はアンコモン。
- 壮麗牝馬/Splendor Mare(絆魂)
- 奇異鳥/Avian Oddity(飛行)
- 虚空を招くもの/Void Beckoner(接死)
- 聖域潰し/Sanctuary Smasher(先制攻撃)
- タイタノス・レックス/Titanoth Rex(トランプル)
ストーリー
タイタノス・レックス/Titanoth Rexはイコリア/Ikoriaに棲む、恐竜とビーストの特徴を併せ持つ怪物(イラスト)。
ゼイゴス/Zagothを旅していたビビアン/Vivienは、途轍もなく激しい地震を感じた。見上げてみれば、震源は一目瞭然であった。それは、ビビアンが目にしてきた中でも恐らく最も大きい怪物だった。ビビアンはその怪物に巨大化呪文をかけないようにするために自制心を総動員しなければならなかった――きっとわくわくするものになっただろう、もしそれが破壊をもたらさないのなら[1]。
- 名前の由来は実在した恐竜の一種、ティラノサウルス・レックスだろう。rexはラテン語で「王」の意。
ゴジラシリーズ・カード
ゴジラシリーズ・カード版は原始の王者、ゴジラ/Godzilla, Primeval Champion(イラスト)。