土地サイクリング
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土地サイクリング/Landcyclingは、スカージで登場したサイクリングの新しい形態。現在ではタイプ・サイクリングに統合されており、ルール用語ではない。それを持つカードが手札にあるときだけ起動できる起動型能力である。
Wirewood Guardian / ワイアウッドの守護者 (5)(緑)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ミュータント(Mutant)
クリーチャー — エルフ(Elf) ミュータント(Mutant)
森(Forest)サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから森カードを1枚探す。それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。)
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ルール
タイプ・サイクリングの項を参照。
- 土地サイクリングはサイクリングが誘発条件である誘発型能力を誘発させる。またサイクリングの起動を禁止する効果、サイクリング・コストを増減させる効果などの影響も受ける(CR:702.29f)
解説
確実に土地を手札に加えることができるため、通常のサイクリングよりマナスクリューに対して強いのが特長である。また、この能力を持つカードの大半はマナ・コストが重い。したがって、序盤は土地サイクリングの選択肢があることで事故を起こしにくく、終盤は唱えることで(通常のサイクリングと異なり)マナフラッドを解消できないという弱点を補える構造になっている。ただしその柔軟性の代償として、マナ効率がやや悪めに設定されていることも多い。
- 土地サイクリングではカードを引けないので、うっかり引かないように注意。それではいくらなんでも強すぎである。
- サイクリングと違い手札に加えるので、「引く」ことに反応する能力との相互作用はない。一方、「探す」ことに反応する能力との相互作用を起こす。
- 基本土地タイプを参照するものは、その土地タイプを持つ基本でない土地(デュアルランドやショックランドなど)もサーチ可能である。もちろんこれらは基本土地サイクリングではサーチできない。
変遷
- スカージ
- 7種類が初登場。いずれも6マナ以上の重クリーチャーで、うち5枚は各色コモンにサイクルとして1枚ずつ用意されたものであった。
- ちなみにオンスロートではサイクリング誘発型能力で基本土地を手札に加える、土地サイクリングの先駆けとも言えるクローサの大牙獣/Krosan Tuskerが登場していた。
- 未来予知
- このセットには土地サイクリングを持つカードは収録されていない。
- だがルールの観点では関係があり、より拡張されたタイプ・サイクリングが定義されたことにより、土地サイクリングはタイプ・サイクリングの一種ということになった。
- アラーラの断片ブロック
- コンフラックスで基本土地サイクリングを持つ呪文のサイクル、アラーラ再誕で、2種類の土地サイクリングを持つクリーチャーサイクルが登場した。
- コンフラックスのものはすべて5マナ以上のソーサリーまたはインスタント、アラーラ再誕のものはすべて2色6マナのクリーチャーであり、やはり重い。
- 統率者2016~モダンホライゾン2
- 統率者2016では基本土地サイクリングの新規カードが登場し、土地である灰のやせ地/Ash Barrens、4マナの古の掘削/Ancient Excavationといった従来より軽いものも出現した。
- 以降も統率者2021、モダンホライゾン2といったサプリメント・セットで土地サイクリングが登場していたが、長らく本流のセットへの再登場はなかった。
- 機械兵団の進軍
- 土地サイクリングがスタンダードに再登場した。これはコンフラックスから14年後の出来事である。
- コモンにサイクルを形成しているほか、ジャンプスタート・ブースター用のコモンとしても二種類のクリーチャーが収録されている。いずれも6マナ以上のクリーチャーである。
- 指輪物語:中つ国の伝承/指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ
- 指輪物語:中つ国の伝承では5マナ以上のコモンとしてサイクルを形成している。
- 特筆すべき点として、基本土地タイプ参照型の土地サイクリングは従来起動コストが2マナ以上であったが、これらは(1)で起動できる。
- 同時発売の統率者デッキでも1枚追加されたが、こちらは従来のように2マナを要求する。
該当カード一覧
- 基本土地
- 基本土地サイクリングを参照
脚注
- ↑ Is Landcycling Here to Stay? Its Origin, March of the Machine, & Beyond! | Magic: The Gathering MTG(Gavin VerheyのYouTubeチャンネル 2023年4月25日)