ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll
提供:MTG Wiki
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)
ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。
発掘6(あなたがカードを1枚引くなら、代わりにあなたはカードを6枚切削してもよい。そうしたなら、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。)
戦場に出る際に、墓地のクリーチャー・カードの数だけ+1/+1カウンターが置かれるトロール・スケルトン。全カード中最大の値の発掘を持つ。
最大の特長は発掘6による墓地肥やし性能の高さ。基本的に戦場に出ないクリーチャーだが、発掘と再生を持つので除去や打ち消しに強く、終盤になるほどサイズが大きくなるので、フィニッシャーとしての性能も低くない。墓掘りの檻/Grafdigger's Cageなどを出されて長期戦となった場合は、手札から普通に唱えられて勝負を決めることもある。
壌土からの生命/Life from the Loamなどの他の発掘カードとともに、ナルコブリッジ、ゴルガリマッドネス、フリゴリッドなどの発掘デッキと総称される様々なデッキを生み出すのに貢献した。スタンダードからヴィンテージに至るまで活躍の場は多い。
- ゴルガリの墓トロールがあなたの墓地から戦場に出る場合、そのゴルガリの墓トロール自身も「あなたの墓地にあるクリーチャー・カード」の枚数にカウントされる。同様に、ゴルガリの墓トロールとあなたの墓地のクリーチャー・カードが同時に戦場に出る場合、そのクリーチャー・カードを数に入れる(CR:400.6, CR:614.1c)。
- 史上初の黒でないスケルトン。
禁止・制限指定
発掘デッキ抑止のためにモダンでは開始当初より禁止カードに指定されていたが[1]、2015年1月23日(Magic Onlineでは1月28日)より禁止が解除された[2]。しかし、新たに登場した秘蔵の縫合体/Prized Amalgamと安堵の再会/Cathartic Reunionでドレッジが強化されると、サイドボード戦を推し進めすぎる点でフォーマットに悪影響を及ぼしているとされ、2017年1月20日(MOでは1月11日)に再び禁止カードに指定される[3]。
2019年8月30日(MOでは8月26日)より、ヴィンテージで制限カードに指定される[4]。ロンドン・マリガンや活性の力/Force of Vigorなどで強化されたドレッジを低速化するのが目的。クリーチャーカードが制限されたのは、磁石のゴーレム/Lodestone Golem、僧院の導師/Monastery Mentorに続き、3度目である。
脚注
- ↑ Welcome to the Modern World/モダンの世界へようこそ(Latest Developments 2011年8月12日 Tom LaPille著)
- ↑ January 19, 2015, Banned and Restricted Announcement/2015年1月19日 DCI禁止制限カードリスト告知
- ↑ January 9, 2017 Banned and Restricted Announcement/2017年1月9日 禁止制限告知
- ↑ August 26, 2019 Banned and Restricted Announcement/2019年8月26日 禁止制限告知