エイヴンの阻む者/Aven Interrupter

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2024年5月21日 (火) 14:36時点におけるAerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録)による版
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Aven Interrupter / エイヴンの阻む者 (1)(白)(白)
クリーチャー — 鳥(Bird) ならず者(Rogue)

瞬速
飛行
エイヴンの阻む者が戦場に出たとき、呪文1つを対象とする。それを追放する。それは計画された状態になる。(後のターンに、それのオーナーはそれをソーサリーとしてそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
対戦相手が墓地や追放領域から呪文を唱えるためのコストは(2)多くなる。

2/2

戦場に出たとき、呪文1つを追放計画された状態にするならず者対戦相手墓地追放領域から唱える呪文のコストを増やす能力も持つ。

精鋭呪文縛り/Elite Spellbinder魂の仕切り/Soul Partitionの流れを組むの妨害系カードだが、スタック上の呪文に対処できる点が新しく、呪文をそのターン中ほぼ確実に無力化することで記憶の欠落/Memory Lapseさながらのタイム・デストラクション性能を発揮する。追放した呪文を計画させるため以降のターンでテンポを取り返される可能性も高いが、唱えるタイミングが限定される上に常在型能力で2マナを要求するため最低限呪文を構えづらくすることはでき、複数体並んでいれば相手の行動を大きく阻害することが可能。また打ち消し戦闘しているクリーチャー限定のコンバット・トリックX呪文に対しては事実上の打ち消しとして機能する。

コスト増加能力は精鋭呪文縛りとは異なり除去されれば消えてしまうが、自身が計画した呪文以外にも通常に計画されたカードや当事者カードフラッシュバックなどへの枷となり、また精鋭呪文縛り系統のカードと組み合わせることで課税を重複させられるなど汎用性は広い。スタンダードで同居している魂の仕切りとは、このカードを追放し唱えなおせばETB能力を再利用でき、相手パーマネントを追放したのちこのカードを出せば計4マナの課税となるなど一定のシナジーを有する。

登場時のイニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期のスタンダードの活躍として、プロツアー『サンダー・ジャンクション』においてはボロス召集白黒ビートダウンサイドボードに採用が見られた。またエラントとジアーダ/Errant and Giadaを軸としたフラッシュデッキでも新戦力として採用が見られる。

  • ETB能力による呪文の追放は強制である。
    • 浮きマナのない相手の唱えた出現の根本原理/Emergent Ultimatumに対応してこのカードを場に出し、常在型能力のみを適用して踏み倒しを不発に終わらせる、といったことは不可能。スタック上の適切な対象が他にない場合は必ず出現の根本原理を追放・計画しなければならない。
  • 3マナでヘイトベアーの流れを汲む瞬速つきエイヴン、というデザインはエイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensorを思わせるところもある。どちらもそれぞれ特定の行為を強く咎めるカードだが、単体である程度完結した性能・複数体並んだ時の挙動といった点ではこちらが秀でており、時代によるクリーチャー性能の向上を感じさせる。

ルール

  • 能力に関してのルールは計画#ルールも参照。
  • 打ち消されない呪文も関係なく追放できる。
  • 計画されたカードは元のスタック上の呪文とは関係ない。元の呪文に関して行った選択や、元の呪文に影響していた効果は、新しいその呪文に持ち越されない。
  • 計画された状態のカードを唱えることができるのはオーナーである。元の呪文がすりのチビボネ/Tinybones, the Pickpocketなどでオーナー以外のプレイヤーによって唱えられた場合であっても、計画されたそれを唱えられるのはオーナーだけである。

参考

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