覚醒/Awakening
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クリーチャーと土地が通常の3倍アンタップする豪快なカード。土地からは通常の3倍マナが出るし、クリーチャーのタップ能力も通常の3倍使える(ただし、当時のルールではクリーチャーのタップ能力起動は2回が限度であった)。
緑の例によって、対戦相手のクリーチャーと土地もアンタップしてしまう。
また緑らしく、アーティファクトはアンタップしないので注意。厳かなモノリス/Grim Monolithを毎ターン使ったり、相手のヴィダルケンの枷/Vedalken Shacklesを強制的に外したり、といった使い方はできない。
これをメインに据えた「アウェイクニング」というデッキが存在する。転覆/Capsizeやミューズの囁き/Whispers of the Museなどのバイバック呪文や、貿易風ライダー/Tradewind Riderの能力を連打する構成である。
- リメイク版として種子生まれの詩神/Seedborn Museがある。
- 自分のアンタップ・ステップにアンタップしない土地(お休みランド、見捨てられた都市/Forsaken City)やクリーチャー(深い眠りのタイタン/Deep-Slumber Titanなど)と相性が良い。タップインランドも、次の相手のターンには使える。
- イラストのエラダムリー/Eladamriとヴェクの巫女/Oracle en-VecはDan Frazier氏の兄弟と母親がモデル。
- このカードのフレイバー・テキストはそのまま怒りの発散/Primal Rageのフレイバー・テキストに続いている。
人々を奮い立たせ、その人々に行動を要求するときというものがある。今がそのときだ。我々がその人々だ。これがその行動だ。行け!― 葉の王、エラダムリー
「突撃!」という号令が響き、無数のエルフとヴェクの兵士たちが山に向かって突撃していった。彼らが数の点で話にならないほど劣っているという事実は、彼らの怒りと熱情によってけし飛んでしまっていた。