アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar

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[[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる]]ことで[[マナ]]を生み出す[[アーティファクト]]
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[[クリーチャー]]を[[生け贄に捧げる]]ことで[[マナ]]を生み出す[[アーティファクト]]。クリーチャーを生け贄に捧げることができる[[ギミック]]の俗称である[[サクり台]]の代表格の一つ。
  
 
[[トークン]]を並べて一気に[[重い]][[呪文]]や[[X火力]]を撃ったり、[[無限ループ]]の一端を構成したりする。特に[[無限マナ]]の話になると、大抵この[[カード]]が話題に出てくる。
 
[[トークン]]を並べて一気に[[重い]][[呪文]]や[[X火力]]を撃ったり、[[無限ループ]]の一端を構成したりする。特に[[無限マナ]]の話になると、大抵この[[カード]]が話題に出てくる。
 
*亜種としては、無色2マナではなく色マナ1つを出す[[ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar]]や、アーティファクトを糧にする[[クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks]]がある。
 
*[[黒]]の[[エンチャント]]である[[血の呼び水/Blood Funnel]]はこれの調整版と言えなくもない。
 
  
 
==これを用いた無限ループの例==
 
==これを用いた無限ループの例==
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*[[永劫の輪廻/Enduring Renewal]]+0マナ・クリーチャー(→[[ペブルス]])
 
*[[永劫の輪廻/Enduring Renewal]]+0マナ・クリーチャー(→[[ペブルス]])
 
*[[菌獣の群落/Saproling Cluster]]+[[繁殖力/Fecundity]](+[[セラのアバター/Serra Avatar]])(→[[キメラ]])
 
*[[菌獣の群落/Saproling Cluster]]+[[繁殖力/Fecundity]](+[[セラのアバター/Serra Avatar]])(→[[キメラ]])
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*[[ゴーレムの鋳造所/Golem Foundry]]+[[マイアの回収者/Myr Retriever]]2枚で無限トークン
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*[[ETB]]か[[PIG]]で2体以上のクリーチャーを戦場に出せるクリーチャー+[[屍賊の死のマント/Nim Deathmantle]]で無限マナ、トークンを[[生成]]するものなら無限トークン
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==関連カード==
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他のパーマネントを生け贄に捧げてマナを出すパーマネント。特記しない限りクリーチャーの生け贄がコスト。
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*[[Priest of Yawgmoth]] - (1)(黒)1/2クリーチャー。[[タップ能力]]。生け贄はアーティファクト。その[[マナ総量]]に等しい([[黒マナ|黒]])。([[アンティキティー]])
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**[[クラーク族の火焚き/Krark-Clan Stoker]] - (2)(赤)2/2クリーチャー。タップ能力。生け贄はアーティファクト。([[赤マナ|赤]])(赤)。([[ダークスティール]])
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**[[クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks]] - (4)アーティファクト。生け贄はアーティファクト。([[無色マナ|◇]])(◇)。([[フィフス・ドーン]])
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**[[鉄のゴブリン、スロバッド/Slobad, Iron Goblin]] - (2)(赤)3/3クリーチャー。Priest of Yawgmothの赤マナ版。ただしこのマナはアーティファクト呪文やアーティファクトの起動コストにしか使えない。([[ファイレクシア:完全なる統一]])
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*[[Lake of the Dead]] - 土地のタップ能力。生け贄は[[沼]]。(黒)(黒)(黒)(黒)。ただしこれを[[戦場に出す]]際にも沼の生け贄が必要。([[アライアンス]])
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*[[資源の浪費/Squandered Resources]] - (黒)(緑)のエンチャント。土地を生け贄に捧げて、その土地の出せるマナ1点を加える。([[ビジョンズ]])
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*[[ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower]] - 土地のタップ能力。(黒)(黒)。([[ウルザズ・サーガ]])
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*[[食物連鎖/Food Chain]] - (2)(緑)[[エンチャント]]。生け贄でなく[[追放]]。そのマナ総量+1点の好きな[[色マナ]]。ただしクリーチャー呪文にしか使えない。([[メルカディアン・マスクス]])
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*[[ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar]] - (3)アーティファクト。好きな色マナ1点を出す。([[インベイジョン]])
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*[[熱足ナメクジ/Thermopod]] - (4)(赤)4/3クリーチャー。(赤)。([[コールドスナップ]])
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*[[スカークの探鉱者/Skirk Prospector]] - (赤)1/1クリーチャー。生け贄が[[ゴブリン]]限定。(赤)。([[オンスロート]])
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**[[基底スリヴァー/Basal Sliver]] - (2)(黒)2/2クリーチャー。生け贄が[[スリヴァー]]限定。(黒)(黒)。([[次元の混乱]])
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**[[スプリングジャック牧場/Springjack Pasture]] - 土地のタップ能力。生け贄が[[ヤギ]]限定。好きな色マナ。一度に望む数生け贄にできる。([[イーブンタイド]])
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**[[風の憤怒、カイカ/Kykar, Wind's Fury]] - (1)(青)(赤)(白)3/3[[飛行]]クリーチャー。生け贄が[[スピリット]]限定。(赤)。([[基本セット2020]])
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*[[忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods]] - (1)(黒)1/2クリーチャー。タップ能力。生け贄が2体必要。(黒)(黒)。さらに1[[ドロー]]と[[布告]]も付属。自身は生け贄にできない。([[ラヴニカの献身]])
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*[[イルミノール・スゼラス/Illuminor Szeras]] - (2)(黒)3/3[[アーティファクト・クリーチャー]]。タップ能力。そのマナ総量に等しい(黒)。自身は生け贄にできない。([[ウォーハンマー40,000統率者デッキ]])
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*[[黄金の玉座/The Golden Throne]] - (4)アーティファクト。タップ能力。好きな色のマナ3点。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
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*[[人体改造機の供犠台/Transmogrant Altar]] - (3)アーティファクト。起動コスト(黒)のタップ能力。(◇)(◇)(◇)。([[兄弟戦争]])
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*[[暗黒の儀式の達人/Master of Dark Rites]] - (黒)1/1クリーチャー。タップ能力。(黒)(黒)(黒)。ただし[[クレリック]]か[[吸血鬼]]か[[デーモン]]呪文にしか使えず、自身は生け贄にできない。([[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]])
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使い切りの[[呪文]]になると[[Sacrifice]]とその亜種の系列に。生け贄に捧げる事なくクリーチャー数だけマナを出せるものは[[ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle]]の項を参照。
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==ストーリー==
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'''アシュノッドの供犠台'''/''Ashnod's Altar''は拷問の名手として知られる[[アシュノッド/Ashnod]]に関係する[[アーティファクト]]の1つ({{Gatherer|id=994|イラスト1}}、{{Gatherer|id=413760|イラスト2}})
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[[アンティキティー]]・[[クロニクル]]では[[フレイバー・テキスト]]はなかったが、[[第5版]]・[[第6版]]でアシュノッドの拷問に言及したフレイバー・テキストが追加された。
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{{フレイバーテキスト|兄弟戦争は大地に大きな爪痕を残した。だが、アシュノッドが残した傷跡は、拷問された者の血脈に受け継がれている。}}
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[[エターナルマスターズ]]で[[再録]]された際にイラストとフレイバー・テキストが刷新された。
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{{フレイバーテキスト|「亡骸を解体してみれば、関節の繋がり方も、神経の配置も、皮膚の剥ぎ取り方も理解できるでしょう。」|アシュノッドからタウノスへ}}
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この英語原文は小説[[The Brothers' War]]のアシュノッドと[[タウノス/Tawnos]]2人の会話から引用されたもの。拷問に直接言及するものではないが、[[ウルザ/Urza]]やタウノスとはアシュノッドの研究アプローチは異なるという流れの中の発言である。この後には、亡骸の解体だけでは得られない知見が生体解剖では得られるし、私は自分の手を汚すことを躊躇しない。タウノス達には対象の神経を痛めつけるような発想や私の発明には到達できない。などという旨の主張が続いていく。
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{{フレイバーテキスト|"If you work at sawing up carcasses, you notice how the joints fit, how the nerves are arrayed, and how the skin peels back."|Ashnod, to Tawnos}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[アシュノッド/Ashnod]]([[背景世界/ストーリー用語]])
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*[[マナ能力を持つアーティファクト・カード]]([[機能別カードリスト]])
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*[[サクり台]]
 
*[[カード名国語辞典#供犠|供犠]]([[カード名国語辞典]])
 
*[[カード名国語辞典#供犠|供犠]]([[カード名国語辞典]])
 
*[[カード個別評価:アンティキティー]] - [[アンコモン]]2
 
*[[カード個別評価:アンティキティー]] - [[アンコモン]]2
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*[[カード個別評価:第5版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:第5版]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:クロニクル]] - [[コモン]]2
 
*[[カード個別評価:クロニクル]] - [[コモン]]2
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*[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:兄弟戦争旧枠版アーティファクト]] - [[レア]]
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__NOTOC__

2024年3月17日 (日) 15:55時点における最新版


Ashnod's Altar / アシュノッドの供犠台 (3)
アーティファクト

クリーチャー1体を生け贄に捧げる:(◇)(◇)を加える。


クリーチャー生け贄に捧げることでマナを生み出すアーティファクト。クリーチャーを生け贄に捧げることができるギミックの俗称であるサクり台の代表格の一つ。

トークンを並べて一気に重い呪文X火力を撃ったり、無限ループの一端を構成したりする。特に無限マナの話になると、大抵このカードが話題に出てくる。

[編集] これを用いた無限ループの例

[編集] 関連カード

他のパーマネントを生け贄に捧げてマナを出すパーマネント。特記しない限りクリーチャーの生け贄がコスト。

使い切りの呪文になるとSacrificeとその亜種の系列に。生け贄に捧げる事なくクリーチャー数だけマナを出せるものはガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleの項を参照。

[編集] ストーリー

アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altarは拷問の名手として知られるアシュノッド/Ashnodに関係するアーティファクトの1つ(イラスト1イラスト2

アンティキティークロニクルではフレイバー・テキストはなかったが、第5版第6版でアシュノッドの拷問に言及したフレイバー・テキストが追加された。

兄弟戦争は大地に大きな爪痕を残した。だが、アシュノッドが残した傷跡は、拷問された者の血脈に受け継がれている。

エターナルマスターズ再録された際にイラストとフレイバー・テキストが刷新された。

「亡骸を解体してみれば、関節の繋がり方も、神経の配置も、皮膚の剥ぎ取り方も理解できるでしょう。」
アシュノッドからタウノスへ

この英語原文は小説The Brothers' Warのアシュノッドとタウノス/Tawnos2人の会話から引用されたもの。拷問に直接言及するものではないが、ウルザ/Urzaやタウノスとはアシュノッドの研究アプローチは異なるという流れの中の発言である。この後には、亡骸の解体だけでは得られない知見が生体解剖では得られるし、私は自分の手を汚すことを躊躇しない。タウノス達には対象の神経を痛めつけるような発想や私の発明には到達できない。などという旨の主張が続いていく。

"If you work at sawing up carcasses, you notice how the joints fit, how the nerves are arrayed, and how the skin peels back."
Ashnod, to Tawnos

[編集] 参考

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