アート・カード限定構築

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アート・カード限定構築/Art Card Constructedは、構築に分類される非公式フォーマットの1つ。

目次

解説

アート・カードだけで60枚以上のデッキを構築する、変則限定構築フォーマット

すべてのカードがフルアートのテキストレス仕様で非常に見栄えがよく、美麗で迫力のあるアートを存分に楽しみながら遊べるのが特徴。その代償として表面ルール・テキストどころかマナ・コストP/Tカード名に至るまであらゆる文字情報が排除されているため、使用カードをすべて暗記していなければまともにゲームを進行すること自体が困難(あるいは不可能)というささやかな問題がある。そうした不便さも含めて楽しむフォーマットと言えるかもしれない。

同様の構築ルールで統率者戦も可能。暗記しなければならないカードの枚数が増えるため、より一層ゲームプレイが困難となる。

カードプールは狭いながらもパワーカードは充実しており、青赤デルバーホガーク青白コントロール親和フレンズなど、様々なデッキが構築可能。一方でウィニーの層が薄くアグロデッキが組みにくい傾向にある。新しいカード・セットが登場するたびにフルスポイラー(アート・カードの紹介記事)が公開されるので、カードプールの変化は把握しやすい。

  • アート・カードの裏面にはカード名・セット名・アーティスト名の情報が記載されているうえ、フォーゴトン・レルム探訪統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いでは裏面の仕様そのものが異なるので、裏面が不透明のスリーブを使う必要がある。
  • アート・カードはセット・ブースター1パックにつき確定で1枚排出されるため供給が安定しているが、その一方で正規のカードとして使用できないことからコレクター以外には需要が薄い。このことからカードショップでは(人気カードや箔押し加工版を除けば)二束三文で売られていることも多く、比較的安価にアート・カード限定構築デッキを組める。ショップよってはアート・カードのコンプリートセットが用意されていたり、詰め合わせの箱で販売している場合もある。
  • 本来ゲームに使用できないカードを使ってマジックをするというコンセプトは広告カード限定構築と共通している。

使用カード

ルール

  • 両面カード第1面がアート・カード化されていれば使用可能。第2面のアート・カードが存在しない場合、第2面としてはプレイできず、変身合体は失敗する。
    • 「第1面・第2面の両方がアート・カード化されている場合のみ使用可能」とする場合もある。

参考

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