ヴィンテージ

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2009年12月18日 (金) 17:10時点における133.8.65.23 (トーク) - whois による版
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ヴィンテージ/Vintageとは、公認フォーマットの1つ。エターナル環境の1つとして分類されている。昔はType1と呼ばれていたが、2004年9月20日から名称が変更になった。それまではType1とType1.5の総称、今で言うエターナルをヴィンテージと呼んでいた。

目次

解説

マジックに存在するカードをほとんどすべて使うことができる。アンティに関するカード以外で、禁止カードになっているのはたったの3枚だけであり、それらもカードを高いところからはじいたりサブゲームをしたりするものである。それ以外は、どんなにぶっ壊れたカードであっても制限カード止まり。1枚は使えるのである。

パワー9やその他歴史に名をはせた凶悪カードも1枚は使えるので、スタンダードしか知らない人にとっては驚くような事態がしばしば展開される。コンボデッキで3ターンキル、2ターン目にダークスティールの巨像/Darksteel Colossus登場、非常に稀ではあるが1ターン目に1ショットキルも起きる環境である。しかしもちろん、お互いに息切れして泥試合になったり、クリーチャー同士の殴り合いが展開されることも当然ある。

プレミアイベントサイドイベントなど、大会の数も増えてきたので興味のある方は観戦してみてはいかがだろう。大都市圏や東海地方では草の根大会の数もそれなりにあり、参戦・観戦の機会は増えてきている。

傾向

実際には速度のみが重要視されているわけではない。パワーカードを使った瞬殺や極端に速いリソースの展開は、派手であるがゆえ強烈な印象を持つ。しかし、速度はあくまで生き抜く確率を高める1つの手段に過ぎないのである。

ただ、勝率を高めるために何かに突出していこうとする傾向は強い。コンボデッキでは速度や確実性、コントロールでは一度コントロールするとそのままゲーム決まったり、なかなか抜け出せないような強いコントロール力を発揮することで、勝ちを見出している。アグロの場合は攻撃力を犠牲にする代わりにメタを利用し、戦略性に特化したデッキが多い。

とにかくパワー9を全てそろえないと戦線に立てないようなイメージがあるが、そういうわけではない。ヴィンテージはコンボデッキがメタの中心にあり、クリーチャー対策が甘いため、制限カードを1枚も使用していない(逆にそれらを対策した)フィッシュ系のウィニーデッキが高額カード満載のデッキを打ち倒す場面は少なくないのだ。その意味で、しっかりした環境対策ができれば、どんなデッキでもそれなりの勝負にはなる環境ではある。

  • ただ、それらもパワー9(特にMoxのようなマナ加速の類)を入れればさらに強化できる。虚空の杯/Chalice of the Void無のロッド/Null Rodの先置きによって、コンボやコントロールに対して有利に戦えるようになるため。
  • ビートダウン向きのカードは制限をはずされる傾向にある。他のいずれのフォーマットでも禁止されている頭蓋骨絞め/Skullclampが野放しであったり、過去にもBerserkなどが制限を外されている。
  • メタの最前線のデッキでも、パワー9が全部入っているということはそれほど多くはない。Timetwisterのような、かなりデッキを選ぶカードもパワー9であるためである。
  • 制限カードが多いため、1枚差しのカードが多くなり、結果、カードリストが(スタンダードなどと比べて)長くなることが多い。
  • 近年、比較的短い周期で制限解除・再制限が行われることがあり、こうしたフォーマット運営に疑問を抱くプレイヤーも少なくない。

使用可能カードセット

制限カード

2009年7月1日時点の制限カードの一覧。デッキに1枚まで入れることができる。

禁止カード

主なデッキ・その他

参考

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