憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury

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2008年3月17日 (月) 19:23時点における59.128.35.51 (トーク) - whois による版
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Akroma, Angel of Fury / 憤怒の天使アクローマ (5)(赤)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)

この呪文は打ち消されない。
飛行、トランプル、プロテクション(白)、プロテクション(青)
(赤):憤怒の天使アクローマはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
変異(3)(赤)(赤)(赤)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)

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怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathが別の歴史を辿った姿。

飛行トランプルパンプアップ攻撃に特化した能力を持つため、登場すればあっという間にゲームを終わらせる事ができる。 さらに打ち消されずプロテクション()のおかげでバウンスされにくいとなれば、その安定感はかなりのもの。 そのため、いろいろなデッキフィニッシャーや隠し球として投入されている。

  • 次元の混乱では速攻の能力と定義されているのもあり、本来得意の速攻を持っていない。極力怒りの天使アクローマと同じ能力を持たせたくなかったのだろう。

また、変異を利用する事でリアニメイトを用いずに早いターンで登場できるのもポイント。 サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter一瞬の瞬き/Momentary Blink等、高速で表向きにできるカードと相性がいい。 そのためブリンクに用いられることも多く、日本選手権07でベスト8入りした小室修のブリンクには白青緑であるにも関わらずサイドボードに3枚用いられている。

直接表にするカード以外では、特にケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keldと相性が良く、4ターン目から攻撃が始まる。 リアニメイト以外でこのスピードはまさに破格である。 プロツアー横浜07でベスト8入りしたPaulo Carvalhoビッグ・マナにもこのシナジーが用いられている。

それらのサポートが無いとしても、毎ターン順調に土地を並べれば6ターン目には攻撃し始める事ができる。 これでも十分な早さと言っていいだろう。

反面、リアニメイトするカードとしてはいまいちである。 除去が素通しである事も勿論だが、打ち消されない、変異が完全に無意味になり、パンプアップもほとんど無意味になる。 これだけの能力が無意味になってしまうなら、素直に怒りの天使アクローマやボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteを使った方が話が早いと言う訳である。 勿論、環境や青が多いなど、メタ次第ではその限りではないが。

  • 当然の事だが、怒りの天使アクローマとこれは(ストーリー上はどうであれ)まったく別のカードである。
    • それぞれデッキに4枚ずつ積んでも全く問題はないし、同時にに出てもレジェンド・ルールは適用されない。これはサイクルの他のカードにも言える事だが、このカードの場合、スタンダードリミテッドで同じプールにあるだけに、他のカードよりもそのような場面に直面する可能性が高いので、特に注意が必要である。
  • 単色天使はこれが初めてである。
  • 日本選手権07にて、このカードがトランプルを持っていたことを忘れたばかりに、本当なら勝っていた小室修がジャッジの裁定により敗北するという事件が起こった。このカードを使用する際には持っている能力に注意。


関連カード

時のらせんブロックの各エキスパンションに1枚ずつ収録されている変異クリーチャー


サイクル

次元の混乱の各色の伝説のクリーチャー。いずれも過去に存在した伝説のクリーチャーが異なる歴史を辿ったものとしてリメイクされている。

参考

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