撃退/Foil

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
 
(13人の利用者による、間の15版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Foil}}
 
{{#card:Foil}}
  
[[ピッチスペル]]の[[カウンター]]。破格だった[[Force of Will]]と較べてだいぶまともな[[コスト]]になったといえる。
+
[[ピッチスペル]]の[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]。破格のピッチ[[コスト]]を持つ[[意志の力/Force of Will]]の修正版である。
呪文1つに対し3枚もの[[カード]]を消費するため[[アドバンテージ]]の損失が大きい。
+
気軽にピッチでは撃てなくなったものの、元のコストは軽くなって[[生撃ち]]しやすくなっている。
+
<!-- というか、[[Force of Will]]は忘れよう。あれは強すぎた。 -->
+
  
[[妨害/Thwart]][[目くらまし/Daze]][[噴出/Gush]]など[[]]を戻すピッチスペルと相性が良い。
+
ピッチコストを支払う場合、呪文1つに対し3枚の[[カード]]を消費することになる。[[アドバンテージ]]の損失が大きく、気軽にピッチできなくなったが、その反面[[マナ・コスト]][[軽い|軽く]]なったので[[生撃ち]]しやすくなった。
  
*[[サイクル]]の他の[[カード]]と違って、捨てるのは対応する[[基本土地]]1枚だけではない。調整の結果強すぎた、ということなのだろう。
+
[[引く|ドロー]]手段に優れた[[]]でも序盤からピッチで撃つのはかなり厳しいので、中盤以降、[[フィニッシャー]]を出した際のスキをなくすために使われたり、出し惜しみせず生撃ちしたりということも多かった。意志の力の反省を生かし、強さのバランスがとれた良カウンターといえる。
しかし、[[ネザーゴー]]ではこれを利用して[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]を[[墓地]]におくということも行われた。
+
捨てるカードに[[色]]の指定が無いため、上記のような[[ディスカード]]をアドバンテージとする方法([[リアニメイト]]、[[マッドネス]]、[[フラッシュバック]]など)を活用しやすい点はForce of Willに勝る。
+
*カード名の由来はForce of Willから。プチ''Fo''rce of w''il''lで「Foil」である。
+
*[[Foil]]カードと直接関係はない(これの[[プレミアム・カード]]は存在する。FoilのFoilなのでなんか紛らわしい)。
+
*ピッチコストとして条件のないカードを捨てることができる唯一のカード。
+
  
==[[サイクル]]==
+
*[[サイクル]]の他の[[カード]]と違って、対応する[[基本土地]]1枚に加えてもう1枚[[捨てる]]必要がある。[[効果]]相応のコスト設定ではあるのだが、[[ネザーゴー]]ではこれを[[冥界のスピリット/Nether Spirit]]を[[墓地]]に置く手段として活用した。
[[プロフェシー]]の、色に対応する[[基本土地]]を捨てる[[ピッチスペル]]
+
**唯一、無条件にカードを捨てることができるピッチスペルである。[[捨てる|ディスカード]]をアドバンテージに変換する手段([[リアニメイト]]、[[マッドネス]]、[[フラッシュバック]]など)との[[シナジー]]においては意志の力にも勝る。
*[[廃止/Abolish]]
+
**「別のカード」とは「その島カードとは別のカード」の意味であり、代替コストとして島カードを2枚捨てることも可能。
<!-- -[[撃退/Foil]] -->
+
*[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]が健在な当時の環境柄、暗黒の儀式から序盤に飛び出てくる[[ファッティ]]相手に泣く泣くピッチで使う光景もしばしばみられた。
*[[発生/Outbreak]]
+
*[[妨害/Thwart]]や[[目くらまし/Daze]]、[[噴出/Gush]]など、[[島]]を戻すピッチスペルと相性が良い。
*[[火炎弾/Flameshot]]
+
*[[カード名]]の由来は、「'''Fo'''rce of w'''ill'''」を略した「Foil」とも考えられる。
*[[絡みつき/Snag]]
+
*[[プレミアム・カード]]の俗称の「Foil」とは直接関係は無い。が、とても紛らわしく、([[Magic Online]]などで)英語で検索する場合は不都合になる。
 +
**撃退/FoilのFoilカードは存在する。
 +
*[[アルティメットマスターズ]]にて{{Gatherer|id=456905|新イラスト}}で[[コモン]]として[[再録]]、[[パウパー]]で使用可能となった。早速[[Delver-Go#パウパー|青黒デルバー]]を中心に、[[Delver-Go#パウパー|青単デルバー]]や[[ウィー=ゼロックス#パウパー|ウィー=ゼロックス]]などで結果を残している。
 +
**当初は上記の通り噴出や目くらましと併用されていたが、これらが青黒デルバーを強力にしすぎているとして、2019年5月24日より噴出や目くらましがパウパーで[[禁止カード]]となっている。噴出については、撃退が利用可能になったことで強さを増したことも理由に挙げられている。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/may-20-2019-banned-and-restricted-announcement May 20, 2019 Banned and Restricted Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032539/ 2019年5月20日 禁止制限告知](News 2019年5月20日 [[Ian Duke]]著)</ref>
 +
 
 +
==関連カード==
 +
===サイクル===
 +
{{サイクル/プロフェシーの基本土地を捨てるピッチスペル}}
 +
 
 +
==脚注==
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:マスクスブロック]]
+
*[[カード個別評価:プロフェシー]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:アルティメットマスターズ]] - [[コモン]]
 +
__NOTOC__

2021年3月6日 (土) 04:07時点における最新版


Foil / 撃退 (2)(青)(青)
インスタント

あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、島(Island)カード1枚と別のカード1枚を捨てることを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


ピッチスペルカウンター呪文。破格のピッチコストを持つ意志の力/Force of Willの修正版である。

ピッチコストを支払う場合、呪文1つに対し3枚のカードを消費することになる。アドバンテージの損失が大きく、気軽にピッチできなくなったが、その反面マナ・コスト軽くなったので生撃ちしやすくなった。

ドロー手段に優れたでも序盤からピッチで撃つのはかなり厳しいので、中盤以降、フィニッシャーを出した際のスキをなくすために使われたり、出し惜しみせず生撃ちしたりということも多かった。意志の力の反省を生かし、強さのバランスがとれた良カウンターといえる。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

プロフェシーの、に対応する基本土地タイプを持つカード捨てるピッチスペルサイクル

[編集] 脚注

  1. May 20, 2019 Banned and Restricted Announcement/2019年5月20日 禁止制限告知(News 2019年5月20日 Ian Duke著)

[編集] 参考

MOBILE