最後の賭け/Final Fortune

提供：MTG Wiki

2023年6月17日 (土) 16:17時点における版

誰でも経験する「もう1ターンあれば勝てたのに！」という願いを叶えてくれるカード。2マナインスタントで追加ターンを得ることができるが、そのターン中に勝利する必要がある。

特に赤いデッキであれば、どれだけ戦場が不利でもX火力のトップデッキで大逆転、という場面が少なくない。追加ターンを得ても勝てないならどのみち勝てないのだから、まさしく最後の賭けとして試す価値はある。

ルール

• これを2回以上唱えて追加ターンを2つ以上得ても、通常は意味は無い。もう一度使っても終了ステップに敗北する効果には何の影響も無いので、最初の追加ターンの終了時に敗北する。
• このカードは、追加ターンの終了ステップに誘発する遅延誘発型能力を生成し、それが解決することによって敗北する。
  • もみ消し/Stifleで遅延誘発型能力を打ち消すことで敗北を免れることができる。
  • 追加ターンを日々を食うもの/Eater of Daysや水の帳、マゴーシ/Magosi, the Waterveilなどで飛ばすと、「そのターン」が存在しなくなるので敗北しない。
  • 時間停止/Time Stopなどによって追加ターンに終了ステップが存在しない場合、敗北しない。敗北する能力が誘発するのは「そのターンの終了ステップの開始時」なので、そのターン以降に敗北することもない。
  • 能力解決時に敗北しない状態であった場合も同様。

その他

• ある意味Time Walkの調整版。
• これは等時の王笏/Isochron Scepterに刻印可能である。そのままでは意味が無いが、白金の天使/Platinum Angelで敗北しないようにしたり、無限の日時計/Sundial of the Infiniteでターン終了時の敗北を毎回飛ばしたりすれば無限ターン。
• 「Final Fortune」を「最後の賭け」とはうまい訳である。
• デュエル・マスターズにはこれをETBとして内蔵したクリーチャー、《無双竜機ボルバルザーク》が存在する。登場当時のデュエル・マスターズの環境を完全に支配して初のプレミアム殿堂(MTGの禁止カードに相当)に指定された、TCG史上に残る凶悪カードである。ある意味、亜種の中で最も活躍したカードと言える。

関連カード

追加のターンを得て、その終了ステップの開始時に敗北する呪文。

• 最後のチャンス/Last Chance - (赤)(赤)のソーサリー版。（ポータル）
  • 戦士の誓言/Warrior's Oath - 最後のチャンスの同型再版。（ポータル三国志）
• 栄光の好機/Chance for Glory - (１)(赤)(白)の多色呪文。コントロールするクリーチャーに破壊不能も付与する。（ラヴニカのギルド）
• 錬金術師の計略/Alchemist's Gambit - (１)(赤)(赤)のソーサリー。(４)(青)(青)(赤)で唱えると敗北ペナルティを無くせる。追加ターン中はダメージが軽減されない。（イニストラード：真紅の契り）

その他、似た挙動をする呪文。

• 栄光の幕切れ/Glorious End - 追加の1ターンを行うのではなく、ターンを終了する。次の自分の終了ステップの開始時に敗北する。(２)(赤)。（アモンケット）

参考

• ターン・フェイズ・ステップを追加するカード
• カード個別評価：ミラージュ - レア
• カード個別評価：第７版 - レア
• カード個別評価：第６版 - レア