空殴り/Skylasher

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(ページの作成:「{{#card:Skylasher}} かつての疾風のマングース/Blurred Mongooseを彷彿とさせる、アンチに特化した小型クリーチャー。 [...」)
 
 
(6人の利用者による、間の9版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Skylasher}}
 
{{#card:Skylasher}}
  
かつての[[疾風のマングース/Blurred Mongoose]]を彷彿とさせる、アンチ[[]]に特化した[[小型]][[クリーチャー]]。
+
[[打ち消されない]]上に[[瞬速]][[到達]]、さらには[[プロテクション]]まで持つ、アンチ[[青]]に特化した[[クリーチャー]]。
  
[[打ち消されない]]上に[[瞬速]][[到達]]、さらには青に対する[[プロテクション]]まで持つ、まさに青系[[コントロール (デッキ)|コントロール]]の天敵のような[[カード]]
+
特に青系[[コントロールデッキ|コントロール]]に対するアンチ性能は目覚しい。[[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]][[イゼットの魔除け/Izzet Charm]][[ディミーアの魔除け/Dimir Charm]]などの[[単体除去]][[呪文]]を受け付けず、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]や[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets|昆虫の逸脱者/Insectile Aberration]][[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]を一方的に討ち取れるほか、[[ボーラスの占い師/Augur of Bolas]]や[[イゼットの静電術師/Izzet Staticaster]]に足止めされることもない。また青ではないが[[未練ある魂/Lingering Souls]]などで生成される1/1[[飛行]]の[[スピリット]]・[[トークン]]にも強く、奇襲[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]で撃ち落すことができる。
  
[[多色]]推奨環境の[[スタンダード]][[構築]]においてはプロテクション()が役に立つことが多い。様々なデッキで重宝される[[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]][[イゼットの魔除け/Izzet Charm]][[ディミーアの魔除け/Dimir Charm]]らの青を含む[[単体除去]][[呪文]]を受け付けず、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]][[昆虫の逸脱者/Insectile Aberration]][[スピリット]][[トークン]]などの厄介な[[アタッカー]]を一方的に仕留めることができる。さらには、[[パワー]]2にとって鬼門となる[[ボーラスの占い師/Augur of Bolas]]をも乗り越えて[[攻撃]]できる点も見逃せない。
+
ただし青相手でも[[サイズ]]自体はあくまで[[(俗称)|熊]]相当で、それ以上に打点を高める[[能力]]もないため、[[アタッカー]]としては押しが弱い印象は否めない。また[[ラヴニカへの回帰ブロック]][[多色]][[環境]]なので、青への[[除去耐性]]だけでは磐石とは言えないことも多い。さらに、青を含まない[[ビートダウンデッキ]]との対戦では大部分の能力が無意味となり、[[バニラ]]同然になりやすい。そのため優秀ではあるが、[[メタゲーム]][[デッキ]]の方向性に左右されやすい[[カード]]と言える。
  
一方、青を使わない[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]型のデッキに対しては[[戦場に出る|戦場に出]]た後は[[バニラ]]同然になってしまうことも多い。[[メタゲーム]]を上手く読んだ上で使いたい。
+
[[パイオニア]]では[[緑単信心#パイオニア|緑単信心]]の[[サイドボード]]に採用される。[[2022年]]6月7日の[[禁止カード]]更新以降、[[スピリット (デッキ)#パイオニア|青単スピリット]]の勢力が増したため、その対策として登用されるようになった。[[プレインズウォーカー]]を採用した[[コンボデッキ]]である緑単信心にとってはその[[ブロッカー]]性能の高さも評価されている。
 +
 
 +
*乱暴に言えば[[疾風のマングース/Blurred Mongoose]](打ち消されない)、[[カルー・ミーアキャット/Karoo Meerkat]](プロテクション(青))、[[灰毛皮の熊/Ashcoat Bear]](瞬速)、[[闘士蜘蛛/Grappler Spider]](到達)を融合させたカードという感じであり、事実それらの大部分の実質的な[[上位互換]]
 +
**厳密にいえば、疾風のマングースは[[被覆]]を有しており、灰毛皮の熊・闘士蜘蛛との関係でも空殴りのプロテクション(青)が不利に働く場面もあるため、これらとは上位互換/下位互換の関係にはない。カルー・ミーアキャットと比較すると、瞬速・到達がいずれも純粋なメリット能力であり、タフネスも1増えているため、上位互換に当たる。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[コモン]]
+
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[レア]]

2022年6月24日 (金) 23:20時点における最新版


Skylasher / 空殴り (1)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

瞬速
この呪文は打ち消されない。
到達、プロテクション(青)

2/2

打ち消されない上に瞬速到達、さらにはプロテクションまで持つ、アンチに特化したクリーチャー

特に青系コントロールに対するアンチ性能は目覚しい。アゾリウスの魔除け/Azorius Charmイゼットの魔除け/Izzet Charmディミーアの魔除け/Dimir Charmなどの単体除去呪文を受け付けず、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft昆虫の逸脱者/Insectile Aberration瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageを一方的に討ち取れるほか、ボーラスの占い師/Augur of Bolasイゼットの静電術師/Izzet Staticasterに足止めされることもない。また青ではないが未練ある魂/Lingering Soulsなどで生成される1/1飛行スピリットトークンにも強く、奇襲ブロックで撃ち落すことができる。

ただし青相手でもサイズ自体はあくまで相当で、それ以上に打点を高める能力もないため、アタッカーとしては押しが弱い印象は否めない。またラヴニカへの回帰ブロック多色環境なので、青への除去耐性だけでは磐石とは言えないことも多い。さらに、青を含まないビートダウンデッキとの対戦では大部分の能力が無意味となり、バニラ同然になりやすい。そのため優秀ではあるが、メタゲームデッキの方向性に左右されやすいカードと言える。

パイオニアでは緑単信心サイドボードに採用される。2022年6月7日の禁止カード更新以降、青単スピリットの勢力が増したため、その対策として登用されるようになった。プレインズウォーカーを採用したコンボデッキである緑単信心にとってはそのブロッカー性能の高さも評価されている。

  • 乱暴に言えば疾風のマングース/Blurred Mongoose(打ち消されない)、カルー・ミーアキャット/Karoo Meerkat(プロテクション(青))、灰毛皮の熊/Ashcoat Bear(瞬速)、闘士蜘蛛/Grappler Spider(到達)を融合させたカードという感じであり、事実それらの大部分の実質的な上位互換
    • 厳密にいえば、疾風のマングースは被覆を有しており、灰毛皮の熊・闘士蜘蛛との関係でも空殴りのプロテクション(青)が不利に働く場面もあるため、これらとは上位互換/下位互換の関係にはない。カルー・ミーアキャットと比較すると、瞬速・到達がいずれも純粋なメリット能力であり、タフネスも1増えているため、上位互換に当たる。

[編集] 参考

MOBILE