紅蓮地獄/Pyroclasm

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*“pyr(o)-”は「炎」や「熱」を、“clasm”は「破壊」を意味する。例えば火砕流のことを英語で“pyroclastic flow”という。
 
*“pyr(o)-”は「炎」や「熱」を、“clasm”は「破壊」を意味する。例えば火砕流のことを英語で“pyroclastic flow”という。
 
*「紅蓮地獄」とは本来、仏教における八寒地獄のひとつで、あまりの寒さに皮膚が破れて紅色の蓮花が咲いたように血が噴き出す地獄のこと。赤は赤だが、火炎で焼き尽くすイメージのこのカードとは正反対である。もっともそういう細かい知識を抜きにして[[カード名]]の語感だけに注目すれば、雰囲気を踏まえたいい意訳と言えるだろう。また、このカードがアイスエイジで作られたカードである事も合わせれば、名訳とも考えられる。
 
*「紅蓮地獄」とは本来、仏教における八寒地獄のひとつで、あまりの寒さに皮膚が破れて紅色の蓮花が咲いたように血が噴き出す地獄のこと。赤は赤だが、火炎で焼き尽くすイメージのこのカードとは正反対である。もっともそういう細かい知識を抜きにして[[カード名]]の語感だけに注目すれば、雰囲気を踏まえたいい意訳と言えるだろう。また、このカードがアイスエイジで作られたカードである事も合わせれば、名訳とも考えられる。
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==関連カード==
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===各クリーチャーにダメージを与えるインスタント・ソーサリー===
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*[[鞭打ち炎/Whipflare]] - 2マナ2点。アーティファクトでないクリーチャー限定。([[新たなるファイレクシア]])
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*[[山伏の嵐/Yamabushi's Storm]] - 2マナ1点。追放効果付き。([[神河物語]])
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*[[炎渦竜巻/Firespout]] - 3マナ3点。赤緑の[[混成カード]]。([[シャドウムーア]])
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*[[金屑の嵐/Slagstorm]] - 3マナ3点。ダブルシンボル。プレイヤーへのダメージとのモード選択が可能。([[ミラディン包囲戦]])
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*[[神々の憤怒/Anger of the Gods]] - 3マナ3点。ダブルシンボル。追放能力付き。([[テーロス]])
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*[[光輝の炎/Radiant Flames]] - 3マナ。[[収斂]]。([[戦乱のゼンディカー]])
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*[[砂漠の砂嵐/Desert Sandstorm]] - 3マナ1点。([[ポータル三国志]])
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*[[ジャンドの魔除け/Jund Charm]] - 3マナ2点。赤黒緑。モードの1つ。([[アラーラの断片]])
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*[[連鎖反応/Chain Reaction]] - 4マナ。ダブルシンボル。戦場に出ているクリーチャーの数のダメージ。([[ワールドウェイク]])
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*[[焼夷の命令/Incendiary Command]] - 5マナ2点。ダブルシンボル。モードの1つ。([[ローウィン]])
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*[[めった切り/Slice and Dice]] - 6マナ4点。ダブルシンボル。サイクリングした場合3マナ1点。([[オンスロート]])
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*[[冒涜の行動/Blasphemous Act]] - 9マナ13点。戦場にいるクリーチャーの数に応じてコストが軽減される。([[イニストラード]])
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*[[唐突なる死/Sudden Demise]] - X点。選んだ色のクリーチャー限定。([[統率者2013]])
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*[[星の嵐/Starstorm]] - X点。ダブルシンボル。インスタント。サイクリング付き。([[オンスロート]])
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*[[大竜巻/Savage Twister]] - X点。赤緑の多色。([[ミラージュ]])
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===飛行を持たないクリーチャー限定の亜種===
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*[[乱暴+転落/Rough+Tumble]](乱暴) -2マナ2点。([[次元の混乱]])
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*[[地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder]] - 2マナ1点。 ([[ゼンディカー]])
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*[[轟く激震/Rolling Temblor]] - 3マナ2点。フラッシュバック付き([[イニストラード]])
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*[[大地の断裂/Seismic Rupture]] - 3マナ2点。([[タルキール龍紀伝]])
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*[[渦巻く砂嵐/Swirling Sandstorm]] - 4マナ5点。[[スレッショルド]]時のみ([[ジャッジメント]])
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*[[溶岩震/Magmaquake]] - X点。ダブルシンボル。インスタント。各プレインズウォーカーにもダメージ。([[基本セット2013]])
  
 
==参考==
 
==参考==

2015年10月27日 (火) 04:08時点における版


Pyroclasm / 紅蓮地獄 (1)(赤)
ソーサリー

紅蓮地獄は、各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。


の基本的な全体除去の1つ。

2マナという軽いマナ・コストで複数の小型クリーチャー除去できるので、テンポ及びカード・アドバンテージの両面で優れている。アイスエイジで登場して以来、主にウィニー対策として多くのデッキで使用されている。

  • 第7版まで赤の全体除去の基本だった地震/Earthquakeと比べると「ダメージの値が固定である」「飛行クリーチャーにもダメージが入る」「プレイヤーにはダメージが入らない」という違いがある。1点目は地震に劣る部分だが、こちらはその分ダメージ効率で勝っている。2点目は多くの場合地震に勝る部分。自分の飛行クリーチャーにもダメージが入ってしまうが、赤の軽量飛行クリーチャーはそう多くない。飛行クリーチャーを多用するタイプのウィニーには特に効果的である。3点目は利点にも欠点にもなるが、ライフの損失をできる限り抑えたい低速のコントロールデッキではこちらが好まれることが多い。
  • 1マナ重くすると蒸気の突風/Steam Blast。プレイヤーにもダメージが入るようになる。
  • Mark Rosewaterのコラム「Ice Guys Finish First」ではアイスエイジのベストデザインカード第9位に選ばれ、「シンプルかつ完璧なデザイン」という高い評価を受けている。
  • “pyr(o)-”は「炎」や「熱」を、“clasm”は「破壊」を意味する。例えば火砕流のことを英語で“pyroclastic flow”という。
  • 「紅蓮地獄」とは本来、仏教における八寒地獄のひとつで、あまりの寒さに皮膚が破れて紅色の蓮花が咲いたように血が噴き出す地獄のこと。赤は赤だが、火炎で焼き尽くすイメージのこのカードとは正反対である。もっともそういう細かい知識を抜きにしてカード名の語感だけに注目すれば、雰囲気を踏まえたいい意訳と言えるだろう。また、このカードがアイスエイジで作られたカードである事も合わせれば、名訳とも考えられる。

目次

関連カード

各クリーチャーにダメージを与えるインスタント・ソーサリー

飛行を持たないクリーチャー限定の亜種

参考

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