Spatula of the Ages

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(8人の利用者による、間の10版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Spatula of the Ages}}
 
{{#card:Spatula of the Ages}}
  
[[生け贄に捧げる]]と、[[アングルード]]の[[カード]]1枚を場に出せる[[アーティファクト]]。
+
''WHISPERのテキストは誤訳です。「銀枠かacornのパーマネント・カード1枚を戦場に出す。」は「銀枠かacornのパーマネント・カード1枚を戦場に出してもよい。」と読み替えてください。''
しかし合計8[[マナ]]かかってしまうので、[[重い]]か、[[色拘束]]が非常にきついカードを出さないと割りに合わない。
+
  
[[アンヒンジド]]登場にともない、FAQで[[エラッタ]]が出された。
+
[[生け贄に捧げる]]と、[[アン・カード]]1枚を[[手札]]から[[戦場に出す|戦場に出せる]][[アーティファクト]]。
(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:
+
 
銀枠のアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地のいずれか1つをあなたの手札から場に出す。
+
[[インスタント・タイミング]]で出せるとはいえ、合計8[[マナ]]かかるのは辛いところ。[[重い]]か、[[色拘束]]が非常にきついカードを出さないと割りに合わない。
と読み替えて使用する。
+
このエラッタで、従来はアングルードのカードしか出せなかったところ、アンヒンジドも出せるようになる一方、銀枠に収録されている[[基本土地]]([[黒枠]])は出せなくなる。
+
  
*[[Timmy, Power Gamer]]と同様の理屈により、従来は不可能だった[[B.F.M.(Big Furry Monster)]]を出せるようになった。
 
*[[R&D's Secret Lair]]でエラッタを無視すると、アングルードの基本土地に加え、[[インスタント]]と[[ソーサリー]]・カードも選ぶことができてしまう。ただし、{{CR|212.5d}}、{{CR|212.7d}}および{{CR|217.1a}}により、それらが場に出ることはない。
 
*もしも将来、銀枠に[[プレインズウォーカー]]が登場したとしたら、それも場に出せないが、その場合にはプレインズウォーカーも出せるように再びエラッタが適用されるであろう。
 
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?cardname=%C0%B1%C1%FA 星霜/the Agesの付くカード]は他にも何枚かあるが、いずれとも類似性はない。特定のカードのパロディではなく、星霜シリーズとしてのパロディだろう。
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?cardname=%C0%B1%C1%FA 星霜/the Agesの付くカード]は他にも何枚かあるが、いずれとも類似性はない。特定のカードのパロディではなく、星霜シリーズとしてのパロディだろう。
 +
 +
==オラクルの変遷==
 +
[[アングルード]]発売時の[[ルール文章]]は以下のようなものであった。(テキストは当時の用語で記している。)
 +
 +
{{カードテキスト
 +
|カードテキスト=(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:あなたの手札にある、アングルード拡張セットのカードを1枚場に出す。
 +
}}
 +
 +
*[[R&D's Secret Lair]]でエラッタを無視すると、出せる[[カード・セット]]はアングルードに限定されるものの、基本土地カードと、さらには[[インスタント]]や[[ソーサリー]]・カードまで選ぶことができてしまう。ただし、{{CR|304.4}}、{{CR|307.4}}により、インスタントやソーサリー・カードが戦場に出ることはない。
 +
 +
[[アンヒンジド]]登場にともない、[http://www.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=magic/faq/unhinged FAQ]([http://mjmj.info/data/obsolete/faq_unh_j.html 邦訳])で[[エラッタ]]が出された。
 +
 +
{{カードテキスト
 +
|カードテキスト=(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:銀枠のアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地のいずれか1つをあなたの手札から場に出す。
 +
}}
 +
 +
このエラッタで、従来はアングルードのカードしか出せなかったところ、アンヒンジドのカードや[[ホリデーギフトカード]]も出せるようになった。ただし、これらのセットに収録されている[[基本土地]]は[[黒枠]]なので出せなくなった。
 +
 +
*[[Timmy, Power Gamer]]と同様の理屈により、従来は出せなかった[[B.F.M.(Big Furry Monster)]]を出せるようになった。
 +
 +
その後、[[Unstable]]発売に伴い2017年12月に[[オラクル]]が更新され、以下のルール文章に改められた。
 +
 +
{{カードテキスト
 +
|カードテキスト=(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:あなたの手札から銀枠パーマネント・カードを1枚戦場に出してもよい。
 +
}}
 +
 +
カードを戦場に出すのが任意になり、また、アンヒンジド当時は存在しなかった[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]にも対応するようになった。一方、『アン』・シリーズのセットに収録されながら戦場に出せない黒枠カードとして、[[蒸気打ちの親分/Steamflogger Boss]]が加わった。
 +
 +
*カード1枚と指定されたため、[[B.F.M.(Big Furry Monster)]]は出せなくなった。
 +
 +
[[Unfinity]]から[[銀枠]]が使われなくなったため、発売に伴う[[オラクル]]更新により、表記が「銀枠またはどんぐり」に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/unfinity-update-bulletin-2022-10-18 Unfinity Update Bulletin]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036416/ 『Unfinity』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)](News [[2022年]]10月18日 [[Jess Dunks]]著)</ref>。
 +
 +
{{カードテキスト
 +
|カードテキスト=(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:あなたの手札から銀枠またはどんぐりのパーマネント・カードを1枚戦場に出してもよい。
 +
}}
 +
 +
==関連カード==
 +
*[[なんでもかんとか/Everythingamajig]](B) - [[マナ・コスト]](5)で同じ能力を含んでいる。(Unstable)
 +
 +
==脚注==
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[アンコモン]]
 +
 +
[[Category:テキストが正常でないカード]]
 +
__NOTOC__

2023年2月15日 (水) 23:48時点における最新版


Spatula of the Ages (4)
アーティファクト

(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:あなたの手札にある、銀枠かacornのパーマネント・カード1枚を戦場に出す。


WHISPERのテキストは誤訳です。「銀枠かacornのパーマネント・カード1枚を戦場に出す。」は「銀枠かacornのパーマネント・カード1枚を戦場に出してもよい。」と読み替えてください。

生け贄に捧げると、アン・カード1枚を手札から戦場に出せるアーティファクト

インスタント・タイミングで出せるとはいえ、合計8マナかかるのは辛いところ。重いか、色拘束が非常にきついカードを出さないと割りに合わない。

  • 星霜/the Agesの付くカードは他にも何枚かあるが、いずれとも類似性はない。特定のカードのパロディではなく、星霜シリーズとしてのパロディだろう。

[編集] オラクルの変遷

アングルード発売時のルール文章は以下のようなものであった。(テキストは当時の用語で記している。)


(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:あなたの手札にある、アングルード拡張セットのカードを1枚場に出す。


アンヒンジド登場にともない、FAQ邦訳)でエラッタが出された。


(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:銀枠のアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地のいずれか1つをあなたの手札から場に出す。


このエラッタで、従来はアングルードのカードしか出せなかったところ、アンヒンジドのカードやホリデーギフトカードも出せるようになった。ただし、これらのセットに収録されている基本土地黒枠なので出せなくなった。

その後、Unstable発売に伴い2017年12月にオラクルが更新され、以下のルール文章に改められた。


(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:あなたの手札から銀枠パーマネント・カードを1枚戦場に出してもよい。


カードを戦場に出すのが任意になり、また、アンヒンジド当時は存在しなかったプレインズウォーカーにも対応するようになった。一方、『アン』・シリーズのセットに収録されながら戦場に出せない黒枠カードとして、蒸気打ちの親分/Steamflogger Bossが加わった。

Unfinityから銀枠が使われなくなったため、発売に伴うオラクル更新により、表記が「銀枠またはどんぐり」に変更された[1]


(4),(T),Spatula of the Agesを生け贄に捧げる:あなたの手札から銀枠またはどんぐりのパーマネント・カードを1枚戦場に出してもよい。


[編集] 関連カード

[編集] 脚注

  1. Unfinity Update Bulletin/『Unfinity』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(News 2022年10月18日 Jess Dunks著)

[編集] 参考

MOBILE