World Championship Decks 1998

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(6人の利用者による、間の7版が非表示)
1行: 1行:
[[世界選手権98]]の上位[[デッキ]]を製品化したもの。[[金枠]]。
+
'''World Championship Decks 1998'''は、[[世界選手権98]]の上位[[デッキ]]を製品化したもの。[[金枠]]。[[環境]]は[[第5版]]、[[ミラージュ・ブロック]]、[[テンペスト・ブロック]]。
[[環境]]は[[第5版]]、[[ミラージュ・ブロック]]、[[テンペスト・ブロック]]。
+
  
 
*[[Brian Selden]] (Champion) のデッキ([[ナイトメア・サバイバル]])
 
*[[Brian Selden]] (Champion) のデッキ([[ナイトメア・サバイバル]])
69行: 68行:
 
|}
 
|}
  
*このように[[雲を追う鷲/Cloudchaser Eagle]][[ロボトミー/Lobotomy]][[サイドボード]]からの[[赤]]い[[呪文]]のために[[多色]]化したものは、「カリフォルニアヴァージョン」と呼ばれる。当時豊満にあった[[5色地形]]をフル活用して柔軟性を追い求めた結果、これが勝利の鍵となった。
+
*このように[[雲を追う鷲/Cloudchaser Eagle]][[ロボトミー/Lobotomy]]、さらに[[サイドボード]]からの[[赤]]い[[呪文]]のために[[多色]]化したものは、「カリフォルニアヴァージョン」と呼ばれる。当時豊富にあった[[5色土地]]をフル活用して柔軟性を追い求めた結果、これが勝利の鍵となった。
  
 
==[[Ben Rubin]]の[[デッドガイレッド]]==
 
==[[Ben Rubin]]の[[デッドガイレッド]]==
105行: 104行:
 
|}
 
|}
  
*[[スライ]]の一種で、チーム・デッドガイの構築した[[デッドガイレッド]]。
+
*[[スライ]]の一種で、[[Team Deadguy]]の構築した[[デッドガイレッド]]。
*若干15歳であったにも関わらず、[[Ben Rubin]]は非常に目覚しい[[トーナメント]]結果を残した。彼は[[プロツアーロサンゼルス98]]で2位になり、彼のホームタウンで行われた[[グランプリサンフランシスコ97]]で16位になった。Benは1998年の世界選手権では、「赤単ウィニー」や「スライ」と呼ばれるタイプのデッキを使用した。普段彼はもっとバランスの取れたデッキを使用することを好むが、このトーナメントでは攻撃的なスライを用いるのが合うだろうと考えた。このデッキは、土地、直接ダメージ呪文、小型の攻撃的なクリーチャーという3種類の構成になっている。
+
*若干15歳であったにもかかわらず、[[Ben Rubin]]は非常に目覚しい[[トーナメント]]結果を残した。彼はホームタウンで行われた[[グランプリサンフランシスコ97]]で16位に入り、[[プロツアーロサンゼルス98]]では準優勝した。Benは1998年の世界選手権では、「赤単ウィニー」や「スライ」と呼ばれるタイプのデッキを使用した。普段彼はもっとバランスの取れたデッキを使用することを好むが、このトーナメントでは攻撃的なスライを用いるのが合うだろうと考えた。このデッキは、土地、直接ダメージ呪文、小型の攻撃的なクリーチャーという3種類の構成になっている。
*[[Ben Rubin]]はこの時同じく[[デッドガイレッド]]でベスト8入りした[[Jon Finkel]]と[[Chris Pikula]]の二人とは異なり、チーム・デッドガイのメンバーではなく、また二人の使っていた[[David Price]]デザインのオリジナルバージョンとは若干異なるデッキを用いている。特にRubinのデッキを特徴付けているのは、サイドボードにいる二種類のドワーフである。
+
*[[Ben Rubin]]はこの時同じくデッドガイレッドでベスト8入りした[[Jon Finkel]]と[[Chris Pikula]]の二人とは異なり、Team Deadguyのメンバーではなく、また二人の使っていた[[David Price]]デザインのオリジナルバージョンとは若干異なるデッキを用いている。特にRubinのデッキを特徴付けているのは、サイドボードにいる二種類のドワーフである。
  
 
==[[Brian Hacker]]の[[アーマースキン]]==
 
==[[Brian Hacker]]の[[アーマースキン]]==
147行: 146行:
  
 
*[[白ウィニー]]のうち、[[シャドー]][[ウィニー]]に[[浄火の鎧/Empyrial Armor]]を使用する[[アーマースキン]]タイプ。[[サイドボード]]の[[魂の絆/Spirit Link]]が興味深い。
 
*[[白ウィニー]]のうち、[[シャドー]][[ウィニー]]に[[浄火の鎧/Empyrial Armor]]を使用する[[アーマースキン]]タイプ。[[サイドボード]]の[[魂の絆/Spirit Link]]が興味深い。
*当時23歳で、カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ・マジック・プレイヤー、[[Brian Hacker]]は、白ウィニーデッキが決勝進出を勝ち取るだろうと考えた。そこで彼は、[[アメリカ選手権98]]を勝ち取った[[Matt Linde]]の[[メインデッキ]]をそのまま使用し、サイドボードにのみ調整を加えることにした。従来の[[ハルマゲドン/Armageddon]]に依存する白ウィニーとは異なり、浄火の鎧との相性が良い[[大変動/Cataclysm]]を使用する。
+
*当時23歳で、カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ・マジック・プレイヤー、[[Brian Hacker]]は、白ウィニーデッキが決勝進出を勝ち取るだろうと考えた。そこで彼は、[[アメリカ選手権98]]を勝ち取った[[Matt Linde]]の[[メインデッキ]]をそのまま使用し、サイドボードにのみ調整を加えることにした。従来の[[ハルマゲドン/Armageddon]]に依存する白ウィニーデッキとは異なり、浄火の鎧との相性が良い[[大変動/Cataclysm]]を使用する。
  
 
==[[Randy Buehler]]の[[ユーロブルー]]==
 
==[[Randy Buehler]]の[[ユーロブルー]]==
162行: 161行:
 
|1||[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]|| 4||[[シー・スプライト/Sea Sprite]]
 
|1||[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]|| 4||[[シー・スプライト/Sea Sprite]]
 
|-
 
|-
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]||
+
|4||[[対抗呪文/Counterspell]]|| 4||[[不毛の大地/Wasteland]]
 +
|-
 +
|4||[[放逐/Dismiss]]|| ||
 +
|-
 +
|2||[[雲散霧消/Dissipate]]|| ||
 +
|-
 +
|3||[[禁止/Forbid]]|| ||
 +
|-
 +
|4||[[魔力の乱れ/Force Spike]]|| ||
 +
|-
 +
|4||[[衝動/Impulse]]|| ||
 +
|-
 +
|3||[[マナ漏出/Mana Leak]]|| ||
 +
|-
 +
|1||[[記憶の欠落/Memory Lapse]]|| ||
 +
|-
 +
|4||[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]|| ||
 +
|-
 +
|4||[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]|| ||
 +
|}
 +
 
 +
*[[Randy Buehler]]の[[ドロー・ゴー]][[デッキ]]は、20枚以上の[[打ち消す|打ち消し]][[呪文]]とそれらを掘り出すための8枚の[[引く|ドロー]][[カード]]による[[パーミッション]]デッキである。このデッキの攻撃手段は[[隠れ石/Stalking Stones]]と[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]のみであるが、最大の攻撃は絶対的な防御である。
 +
*当時26歳でペンシルバニア州ピッツバーグ出身のプロ・マジック・プレイヤー、Randy Buehlerはトップ8には入らなかったが、世界選手権のスタンダード部門を6-1という目覚しい成績で終了した。Buehlerのドロー・ゴーデッキは、20枚以上の打ち消し呪文により純粋にコントロールするために構築された。彼は、打ち消し呪文を速やかに手に入れるために8枚のドロー呪文と、攻撃用として4枚の隠れ石と1枚の虹のイフリートを採用した。Buehlerは、いくつかのゲームには自分のターン中に土地をタップすることなく勝利したと語っている。
 +
 
 +
==参考==
 +
*[http://www.magiclibrarities.net/rarities-world-championships-support-1998.html World Championships Deck Support Cards 1998] (Magic Rarities)
 +
*[[カードセット一覧]]

2023年8月3日 (木) 11:45時点における最新版

World Championship Decks 1998は、世界選手権98の上位デッキを製品化したもの。金枠環境第5版ミラージュ・ブロックテンペスト・ブロック

目次

[編集] Brian Seldenナイトメア・サバイバル

メインデッキ(60) サイドボード
1 沼/Swamp 1 堅牢な防衛隊/Staunch Defenders
8 森/Forest 2 夜の戦慄/Dread of Night
2 地底の大河/Underground River 2 紅蓮破/Pyroblast
2 カープルーザンの森/Karplusan Forest 4 沸騰/Boil
3 真鍮の都/City of Brass 3 エメラルドの魔除け/Emerald Charm
2 知られざる楽園/Undiscovered Paradise 1 宝石の広間/Hall of Gemstone
1 宝石鉱山/Gemstone Mine 2 ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace
2 反射池/Reflecting Pool
1 ヴォルラスの要塞/Volrath's Stronghold
1 雲を追う鷲/Cloudchaser Eagle
1 大クラゲ/Man-o'-War
1 貿易風ライダー/Tradewind Rider
1 スラルの外科医/Thrull Surgeon
2 ネクラタル/Nekrataal
1 夜のスピリット/Spirit of the Night
1 オークの移住者/Orcish Settlers
4 極楽鳥/Birds of Paradise
2 根の壁/Wall of Roots
4 花の壁/Wall of Blossoms
2 ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan
2 スパイクの飼育係/Spike Feeder
1 スパイクの織り手/Spike Weaver
1 新緑の魔力/Verdant Force
4 繰り返す悪夢/Recurring Nightmare
2 炎の嵐/Firestorm
4 適者生存/Survival of the Fittest
2 ロボトミー/Lobotomy
2 巻物棚/Scroll Rack

[編集] Ben Rubinデッドガイレッド

メインデッキ(60) サイドボード
17 山/Mountain 3 ボトルのノーム/Bottle Gnomes
4 不毛の大地/Wasteland 2 ドワーフの秘術師/Dwarven Thaumaturgist
4 ボール・ライトニング/Ball Lightning 2 ドワーフ鉱夫/Dwarven Miner
2 蛮行ゴブリン/Goblin Vandal 1 最後の賭け/Final Fortune
2 モグの下働き/Mogg Flunkies 1 炎の嵐/Firestorm
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic 4 紅蓮破/Pyroblast
4 ジャッカルの仔/Jackal Pup 2 破壊的脈動/Shattering Pulse
4 鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs
1 ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalker
4 呪われた巻物/Cursed Scroll
4 ショック/Shock
4 火葬/Incinerate
4 火炎破/Fireblast
2 ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan
  • スライの一種で、Team Deadguyの構築したデッドガイレッド
  • 若干15歳であったにもかかわらず、Ben Rubinは非常に目覚しいトーナメント結果を残した。彼はホームタウンで行われたグランプリサンフランシスコ97で16位に入り、プロツアーロサンゼルス98では準優勝した。Benは1998年の世界選手権では、「赤単ウィニー」や「スライ」と呼ばれるタイプのデッキを使用した。普段彼はもっとバランスの取れたデッキを使用することを好むが、このトーナメントでは攻撃的なスライを用いるのが合うだろうと考えた。このデッキは、土地、直接ダメージ呪文、小型の攻撃的なクリーチャーという3種類の構成になっている。
  • Ben Rubinはこの時同じくデッドガイレッドでベスト8入りしたJon FinkelChris Pikulaの二人とは異なり、Team Deadguyのメンバーではなく、また二人の使っていたDavid Priceデザインのオリジナルバージョンとは若干異なるデッキを用いている。特にRubinのデッキを特徴付けているのは、サイドボードにいる二種類のドワーフである。

[編集] Brian Hackerアーマースキン

メインデッキ(60) サイドボード
17 平地/Plains 3 中断/Abeyance
3 コーの遊牧民/Nomads en-Kor 2 ハルマゲドン/Armageddon
3 ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec 3 沈黙のオーラ/Aura of Silence
4 サルタリーの修道士/Soltari Monk 3 呪われた巻物/Cursed Scroll
4 サルタリーの僧侶/Soltari Priest 1 解呪/Disenchant
1 サルタリーの幻想家/Soltari Visionary 3 魂の絆/Spirit Link
4 魂の管理人/Soul Warden
4 コーの戦士/Warrior en-Kor
4 白騎士/White Knight
1 沈黙のオーラ/Aura of Silence
4 大変動/Cataclysm
3 解呪/Disenchant
4 浄火の鎧/Empyrial Armor
4 税収/Tithe

[編集] Randy Buehlerユーロブルー

メインデッキ(60) サイドボード
18 島/Island 2 転覆/Capsize
4 流砂/Quicksand 1 丸砥石/Grindstone
4 隠れ石/Stalking Stones 4 水流破/Hydroblast
1 虹のイフリート/Rainbow Efreet 4 シー・スプライト/Sea Sprite
4 対抗呪文/Counterspell 4 不毛の大地/Wasteland
4 放逐/Dismiss
2 雲散霧消/Dissipate
3 禁止/Forbid
4 魔力の乱れ/Force Spike
4 衝動/Impulse
3 マナ漏出/Mana Leak
1 記憶の欠落/Memory Lapse
4 ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk
4 ミューズの囁き/Whispers of the Muse
  • Randy Buehlerドロー・ゴーデッキは、20枚以上の打ち消し呪文とそれらを掘り出すための8枚のドローカードによるパーミッションデッキである。このデッキの攻撃手段は隠れ石/Stalking Stones虹のイフリート/Rainbow Efreetのみであるが、最大の攻撃は絶対的な防御である。
  • 当時26歳でペンシルバニア州ピッツバーグ出身のプロ・マジック・プレイヤー、Randy Buehlerはトップ8には入らなかったが、世界選手権のスタンダード部門を6-1という目覚しい成績で終了した。Buehlerのドロー・ゴーデッキは、20枚以上の打ち消し呪文により純粋にコントロールするために構築された。彼は、打ち消し呪文を速やかに手に入れるために8枚のドロー呪文と、攻撃用として4枚の隠れ石と1枚の虹のイフリートを採用した。Buehlerは、いくつかのゲームには自分のターン中に土地をタップすることなく勝利したと語っている。

[編集] 参考

MOBILE