Ydwen Efreet

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''WHISPERのテキストは誤りです。「あなたが攻撃されるたび」ではなく「Ydwen Efreetがブロックするたび」です。''
  
ときどき怠ける[[イフリート]]。[[マナ・コスト]]の割に大きな能力値を持っているが、 [[コイン投げ]]に負けるとブロックを放棄してしまう。
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ときどき怠ける[[イフリート]]。[[マナ・コスト]]の割に大きな能力値を持っているが、 [[コイン投げ]]に負けると[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]を放棄してしまう。
  
数値的には「[[攻撃]]もできる壁」といえるものだが、[[ブロッカー]]は頭数計算が狂うと困ることが多いので、この怠け者は使いづらい。むしろ、攻撃担当として使うといい感じ。攻撃時には特にハンデはないし、[[トリプルシンボル]]の[[色拘束]]はともかく3マナで[[パワー]]3は決して悪くない。[[タフネス]]も大きく、[[ダメージ]]での[[除去]]は困難だろう。
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数値的には「[[攻撃]]もできる[[壁 (俗語)|壁]]」といえるものだが、[[ブロッカー]]は頭数計算が狂うと困ることが多いので、この怠け者は使いづらい。むしろ、攻撃担当として使うとよい。攻撃時には特にハンデはないし、[[トリプルシンボル]]の[[色拘束]]はともかく3[[マナ]]で[[パワー]]3は決して悪くない。[[タフネス]]も大きく、[[ダメージ]]での[[除去]]は困難だろう。
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*同じ[[アラビアンナイト]]では、[[Mijae Djinn]]というこれと対となる[[クリーチャー]]も作られている。「防御向き数値なのに防御しづらい」Ydwen Efreetに対して、Mijae Djinnは「攻撃向き数値なのに攻撃しづらい」作りになっている。
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*「Ydwen」とは「Wendy」という女性の名前の[[アナグラム]]。「Wendy」は[[Mijae Djinn]]の[[カード名]]の元ネタとなった男性「Jamie」と結婚した。(→[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/80 Magic: The Naming--Arabian Nights]参照)
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==オラクルの変遷==
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印刷時の[[ルール文章]]は「あなたがYdwen Efreetにブロックさせることを選ぶ場合、ブロックが告知された後すぐにコインを投げ、対戦相手に表裏を宣言させ、コインが宣言と同じならば、このターンYdwen Efreetではブロックできない」といったものであった。
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1998年7月頃の[[オラクル]]更新で「ブロックできない」は「さかのぼって戦闘から取り除く」に変更される。これにはブロック時に誘発する能力の解決をキャンセルする裁定が出されていた。
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1999年9月頃の[[オラクル]]更新で[[誘発条件]]が「あなたが攻撃されるたび」に変更され、[[効果]]は再び「ブロックできない」に戻される。
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そして、2009年7月11日のオラクル更新で、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]への攻撃に対して機能しなかったことから誘発条件が「Ydwen Efreetがブロックするたび」に、「ブロックできない」は「戦闘から取り除く」に変更され、「この戦闘でYdwen Efreetがブロックしており、別のクリーチャーにブロックされた状態になっていないクリーチャーは、ブロックされていない状態になる。」の一文が追加された。
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しかし、印刷時と全然近くないという指摘のメールが多かったため、2009年10月のオラクル更新で、戦闘から取り除いた後に「このターンブロックできない」[[効果]]も与え、ブロックされた状態を外す効果も[[False Orders]]や[[Imprison]]に対応するため、「Ydwen Efreetのみにブロックされた状態になっていたもの」に変更された。
  
*同じ[[アラビアンナイト]]では、[[Mijae Djinn]]というこれと対となるクリーチャーも作られている。「防御向き数値なのに防御しづらい」Ydwen Efreetに対して、Mijae Djinnは「攻撃向き数値なのに攻撃しづらい」作りになっている。
 
*「Ydwen」とは「Wendy」という女性の名前の[[アナグラム]]。「Wendy」は[[Mijae Djinn]]の[[カード名]]の元ネタとなった男性「Jamie」と結婚した([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/80 Magic: The Naming--Arabian Nights]参照)。
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition]] - [[レア]]
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[[Category:テキストが正常でないカード]]

2009年11月2日 (月) 15:20時点における版


Ydwen Efreet (赤)(赤)(赤)
クリーチャー — イフリート(Efreet)

Ydwen Efreetがブロックするたび、コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに負けた場合、Ydwen Efreetを戦闘から取り除くとともに、このターンそれではブロックできない。この戦闘で、それがブロックしており、Ydwen Efreetによってのみブロックされていたクリーチャーはブロックされていない状態になる。

3/6

WHISPERのテキストは誤りです。「あなたが攻撃されるたび」ではなく「Ydwen Efreetがブロックするたび」です。

ときどき怠けるイフリートマナ・コストの割に大きな能力値を持っているが、 コイン投げに負けるとブロックを放棄してしまう。

数値的には「攻撃もできる」といえるものだが、ブロッカーは頭数計算が狂うと困ることが多いので、この怠け者は使いづらい。むしろ、攻撃担当として使うとよい。攻撃時には特にハンデはないし、トリプルシンボル色拘束はともかく3マナパワー3は決して悪くない。タフネスも大きく、ダメージでの除去は困難だろう。

オラクルの変遷

印刷時のルール文章は「あなたがYdwen Efreetにブロックさせることを選ぶ場合、ブロックが告知された後すぐにコインを投げ、対戦相手に表裏を宣言させ、コインが宣言と同じならば、このターンYdwen Efreetではブロックできない」といったものであった。

1998年7月頃のオラクル更新で「ブロックできない」は「さかのぼって戦闘から取り除く」に変更される。これにはブロック時に誘発する能力の解決をキャンセルする裁定が出されていた。

1999年9月頃のオラクル更新で誘発条件が「あなたが攻撃されるたび」に変更され、効果は再び「ブロックできない」に戻される。

そして、2009年7月11日のオラクル更新で、プレインズウォーカーへの攻撃に対して機能しなかったことから誘発条件が「Ydwen Efreetがブロックするたび」に、「ブロックできない」は「戦闘から取り除く」に変更され、「この戦闘でYdwen Efreetがブロックしており、別のクリーチャーにブロックされた状態になっていないクリーチャーは、ブロックされていない状態になる。」の一文が追加された。

しかし、印刷時と全然近くないという指摘のメールが多かったため、2009年10月のオラクル更新で、戦闘から取り除いた後に「このターンブロックできない」効果も与え、ブロックされた状態を外す効果もFalse OrdersImprisonに対応するため、「Ydwen Efreetのみにブロックされた状態になっていたもの」に変更された。

参考

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