にやにや笑いの悪魔/Grinning Demon
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Grinning Demon / にやにや笑いの悪魔 (2)(黒)(黒)
クリーチャー — デーモン(Demon)
クリーチャー — デーモン(Demon)
あなたのアップキープの開始時に、あなたは2点のライフを失う。
変異(2)(黒)(黒)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)
マナ・コストはそのままに、サイズとデメリットが一回り大きくなって帰ってきたJuzam Djinn。ついでに変異持ち。プレーンシフトのファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scuta以来の、強力なスーサイドファッティである。
しかし、オンスロート解禁直後のスタンダードでスーサイドブラックに採用された程度であまり活躍しなかった。強力な、しかも除去だけに頼らないコントロールデッキが数種存在した時期であり、サイズよりも他の部分での性能が優先された上、毎ターン2点のリスクが大きすぎた。
変異コストがマナ・コストと同じのため、普通はあっても無くても変わらないのだが、ライフを失いたくない状況で出番がある。召喚酔いがさめるまでの2点ライフを節約できる計算だ。また、対火力や総消費マナ的な隙が生まれてしまうが、変異を経由すれば4ターン目に攻撃できる点も優秀。
- 同時代にワームの咆哮/Roar of the Wurmがあったのも不運だった。あちらはデッキこそ選ぶがほぼ4マナ6/6のバニラとして扱える。しかも当時は青緑マッドネスの全盛期であり、色の点でも不利であった。
- このようなファッティを暗黒の儀式/Dark Ritualを使って高速召喚するのが黎明期から黒の常套手段だったことや、先輩と比べてデメリットが重く使いにくかったこともあって、「暗黒の儀式があれば」と評価されることが多かった。
- アイスエイジのMinion of Leshrac以来、久しぶりに登場した新種のデーモンでもあった。