エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic
提供:MTG Wiki
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
他の無色のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、ターン終了時まで、あなたはエルドラージのミミックの基本のパワーとタフネスをそのクリーチャーのパワーとタフネスに変更してもよい。
2/1背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelgangerのリメイクと言うべき小型エルドラージ。色マナが不要になり元のパワーが上がった半面、真似るのは無色クリーチャーのP/Tのみとなっている。
大型クリーチャーと組み合わせると強いのはもちろんだが、無理に重いカードを使う必要はない。序盤に戦場に出しマナカーブに沿って無色の中堅クリーチャーを展開していくだけで、攻撃面では2マナにしては高いマナレシオを持つクリーチャーとして運用できる。ほかのクリーチャーより後に戦場に出ると能力が誘発しないため、なるべくこのカードを先に展開する必要があるが、後続がスムーズに展開できない場合でも最低限のクロックとして期待できるパワーのため、ビートダウンでは扱いやすい。一方対戦相手のターンには能力が誘発しにくく、ブロッカーとしてはほぼ2/1バニラになってしまう。
能力などは反映されずP/Tだけを真似る点を活かして、コンボ的な運用にも適している。フォーマットは限られるが、ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian DreadnoughtやPhyrexian Devourerなどは良い相方となる。
モダンではアグロ型エルドラージ・デッキの主力の1つ。難題の予見者/Thought-Knot Seerや現実を砕くもの/Reality Smasherと合わせて素早く対戦相手のライフを削る。
リミテッドにおいては単に重量級のエルドラージと組み合わせるだけでも強力。重量級エルドラージを戦場に出したターンからそのサイズを利用することができ、無駄がない。
- この能力はコピーではなく、種類別第7b種のパワーとタフネスを特定の値にする効果である。参照するのはコピー可能な値ではなく、すべての継続的効果を加味した実際のP/Tである。また参照するのはミミックの誘発型能力の解決時である。
- 例えば果てしなきもの/Endless OneがX=5(+1/+1カウンターが5個)で戦場に出て、ミミックの誘発に対応して果てしなきものを対象に巨大化/Giant Growthを使ったら、それらをすべて加味したP/T、つまり8/8を参照する。
- このため、破滅を導くもの/Ruination Guideのような全体強化の恩恵を二重に得られる。例えばミミックと破滅を導くものをコントロールしている時に果てしなきものをX=5で戦場に出せば、まず果てしなきものが+1/+0の修整を受けて6/5になり、ミミックがそれを写しとった上で自身も修整を受けるため、結果としてミミックは7/5になる。
- ウギンの目/Eye of Uginで0マナ・クリーチャーになる。レガシーのエルドラージデッキでは1ターン目に複数唱えることも可能になる強力な組み合わせ。リミテッドでもZendikar Expeditionsのウギンの目を引き当てれば実現できる(確率は非常に低いが)。