運命の手、ケイリクス/Calix, Destiny's Hand
提供:MTG Wiki
(ケイリクスから転送)
Calix, Destiny's Hand / 運命の手、ケイリクス (2)(緑)(白)
伝説のプレインズウォーカー — ケイリクス(Calix)
伝説のプレインズウォーカー — ケイリクス(Calix)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚見る。あなたはその中からエンチャント・カード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
[-3]:あなたがコントロールしていない、クリーチャー1体かエンチャント1つと、あなたがコントロールしているエンチャント1つを対象とする。その後者が戦場を離れるまで、その前者を追放する。
[-7]:あなたの墓地からエンチャント・カードをすべて戦場に戻す。
テーロス還魂記で新たに登場した緑白のプレインズウォーカー。忠誠度能力はエンチャントの濾過、エンチャントを利用したクリーチャーかエンチャントの追放、エンチャントのリアニメイト。
- +1能力
- ライブラリーの一番上から4枚の中からエンチャントを1枚手札に加える。
- 条件付きではあるが、4マナのプレインズウォーカーが忠誠度を上げながら手札を増強できるのは優秀。通常の環境において、エンチャントはデッキに何枚も入れるものではなく、従って当たりを引き当てるのも難しいのだが、テーロス還魂記で多数追加されたクリーチャー・エンチャントを用いることでエンチャント枚数を無理なく水増しできる。ある程度エンチャント比率の高いデッキならば継続的かつ優秀なドローエンジンとして機能する。
- 意外にもこの効果の呪文は過去になく、メレティスの天文学者/Meletis Astronomerの誘発型能力が近い。
- -3能力
- 自分のエンチャントが払拭の光/Banishing Lightになるような一時的追放効果。
- 自らの身を守る手段となるが、あらかじめエンチャントをコントロールしていないと使えない上にそのエンチャントが除去されるとカード・アドバンテージ損となる点はネック。とは言え、このカードを使うのなら自分のエンチャント数には不自由せず、エンチャント破壊も多用されない傾向にあるため、追放除去である点も相まって信頼度は十分。クリーチャーのみならずエンチャントも除去できる受けの広さも評価点。万全を期すなら神のように除去耐性の高いエンチャントを利用したい。
- -7能力
- 補充/Replenish。
- エンチャントは基本的に墓地送りになりづらく、ケイリクス自身に墓地を肥やす能力もないため、若干地味な印象を受ける。しかし、テーロス還魂記には各種クリーチャー・エンチャントや英雄譚、お告げサイクルなど、墓地に行きやすいエンチャントが豊富に存在しており、それらと併用することで莫大なアドバンテージを得ることができる。適切なデッキで用いた時の決定力は非常に高い。
特定のカード・タイプと強く結びついたカードであるため使用できるデッキが限られてしまうのが難点だが、その分、ドロー、除去、莫大なアドバンテージを狙える奥義と、4マナプレインズウォーカーにして優秀な能力が揃っている。エンチャント中心のデッキでは中核的な存在となってデッキ全体を支えてくれる。
イコリア:巨獣の棲処追加後のスタンダードでは、ヨーリオン・ファイアーズ型の4色ルーカ・コンボで用いられた。デッキの実に3割がエンチャントであるため、能力を持て余すことなく運用できる。
- エンチャントシナジーをメインとしたプレインズウォーカーとしては、仮面使い、エストリッド/Estrid, the Maskedに続き2枚目。スタンダードリーガルのカードでは初となる。
[編集] ルール
- -3能力
- 基本的なルールは放逐する僧侶/Banisher Priest#ルールを参照。
- 解決時にあなたがコントロールしているエンチャントが戦場を離れるなどして不正な対象になった場合、対戦相手のクリーチャーやエンチャントは追放されることはない。
- ケイリクス自身が戦場を離れても、あなたのエンチャントが残っている限り追放効果は継続する。
[編集] 関連カード
- 運命の手、ケイリクス/Calix, Destiny's Hand
- 運命に導かれし者、ケイリクス/Calix, Guided by Fate
[編集] ストーリー
ケイリクス/Calixはテーロス/Theros出身のプレインズウォーカー/Planeswalker。運命の神クローティス/Klothysの創造物で、エルズペス/Elspethの追跡というただ一つの目的のために動く。
詳細はケイリクス/Calixを参照。