ランページ
提供:MTG Wiki
ランページ/Rampage | |
---|---|
種別 | 誘発型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.23 |
ランページ/Rampageは、レジェンドで制定されたキーワード能力。クリーチャーが持つ、ブロック・クリーチャー指定ステップの間に誘発する誘発型能力である。
AErathi Berserker (2)(赤)(赤)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) 狂戦士(Berserker)
クリーチャー — 人間(Human) 狂戦士(Berserker)
ランページ3(このクリーチャーがブロックされるたび、それをブロックしている2体目以降のクリーチャー1体につき+3/+3の修整を受ける。)
2/4[編集] 定義
ランページ N/Rampage Nは、「このクリーチャーがブロックされるたび、このクリーチャーをブロックしている2体目以降のクリーチャー1体につきターン終了時まで+N/+Nの修整を受ける。」を意味する。
[編集] 解説
間接的なブロック制限のような能力で、これを持つクリーチャーはウィニーの群れにつぶされにくい。また、巨大クリーチャーがこれを持つと戦闘で破壊することは困難になるだろう。
ただし、ポイントは「2体以上がブロック」しないとなにも起きないというところ。頻繁に起きる状況ではなくありがたみが薄かった。
ランページを持つカードは全ての色とアーティファクトに存在する。単色では赤と緑に多いが、多色を含めると白も赤と緑に並ぶ。青のランページは同時に白を含む多色のHunding Gjornersenとクロミウム/Chromiumの2種で、黒絡みはクロミウムのみ。また、ランページを与えるカードは白のRapid Fireだけである。
のちに「2体目以降の」が除かれた能力や数を数えない武士道などが登場した。R&Dいわく、「ランページはかなりひどい武士道」だそうで、実際にその使い勝手の差は歴然としている。
- この能力を持ったカードはミラージュを最後に作られておらず、基本セットでも第5版に2枚が再録されたのみ。以後の登場はないと思われたが、時のらせんのタイムシフトでこの能力を持つ大喰らいの巨人/Craw Giantが再録された。
- 「かなりひどい武士道」という評価とはいえ、3体以上のブロッカーにブロックされた場合はより多くのボーナスを得られるという、武士道よりも有利な点はある。しかし、それを理解された上でそんなに多数のブロッカーを割り当てられるほうが珍しいだろう。
- 上述の意味も含めて、寄せ餌/Lureなどの「対戦相手のクリーチャー多数にブロック強制させるカード」との相性は良い。ランページのスタンダード存在時に、寄せ餌のようなカードがもっとあれば少しは見直された能力だったのだろうか。
- 元々は「Berserk」という名前であったが、同名の狂暴化/Berserkが存在したため、ランページに変更された。また、ランページの値は「1ターンにN回攻撃に参加でき、2回目以降の攻撃はブロックされない」という意味であった(→Card of the Day 2002/08/28(邦訳)参照)。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.23 ランページ/Rampage
- 702.23a ランページは誘発型能力である。「ランページ N/Rampage N」は、「このクリーチャーがブロックされた状態になるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーをブロックしている2体目以降のクリーチャー1体につき+N/+Nの修整を受ける。」を意味する。(rule 509〔ブロック・クリーチャー指定ステップ〕参照。)
- 702.23b ランページのボーナスは各戦闘ごとに、この誘発型能力が解決される時点で1回だけ計算する。その戦闘中後になってブロック・クリーチャーが追加されたり、取り除かれたりしても、ボーナスは変わらない。
- 702.23c クリーチャーが複数のランページを持つ場合、それぞれが別々に誘発する。
- 702.23 ランページ/Rampage
- 702 キーワード能力