力の印章/Seal of Strength
提供:MTG Wiki
ネメシスで登場した「印章」サイクル。緑の印章は巨大化/Giant Growth。
サイクル共通の性質として、戦場にマナが余ったときに先置きしておけば、後にフルタップした状況で隙を見せずに済む。一方、戦術的な奇襲効果が無くなり、またブラフなどを絡めた心理的駆け引きには使えなくなってしまった。
巨大化系呪文はコンバット・トリックに活用したいものなので、不意を衝くことができなくなったのは小さからぬ欠点。ただし「見えている」ことで対戦相手にプレッシャーを与えられる強みがある。例えば灰色熊/Grizzly Bearsにショック/Shockを撃たれたときに巨大化で救うプレイングはよく知られているが、コレが戦場にあればそもそもショックを撃つこと自体をあきらめてくれるだろう。同じ理屈で、灰色熊1体で4/4以下のクリーチャーの攻撃を牽制したりなどもでき、巨大化とはまた違った独特の強みを持っている。
攻撃が通った際に打撃力を向上させるぶんには、奇襲性が薄れる欠点は気にならず、追加の巨大化として扱える。むしろマナの先払いができる利点だけが際立つだろう。ストンピィなどでは普通に巨大化と併用された。
またエンチャントである事によるメリットもある。エンチャントレス・デッキではドローの種と防御を兼用するカードとして運用された。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ネメシスの印章(Seal)サイクル。「置き」エンチャントであり、生け贄に捧げることによってその色で有名なインスタントの効果が得られる。
- 浄化の印章/Seal of Cleansing
- 退去の印章/Seal of Removal
- 破滅の印章/Seal of Doom
- 炎の印章/Seal of Fire
- 力の印章/Seal of Strength
破滅の印章/Seal of Doomと炎の印章/Seal of Fireはディセンションで再録された。
浄化の印章/Seal of Cleansingは、次元の混乱にて緑の原基の印章/Seal of Primordiumとしてタイムシフト。
- ネメシスのオリジナル5種のイラストは全てChristopher Moellerの手によるもの。原基の印章もChristopherが描くことで、次元の混乱らしい異なる歴史を辿ったネメシス世界を演出している。(→Seal of Primordium(Internet Archive)参照)