堕落/Corrupt
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ソーサリー
クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。堕落はそれに、あなたがコントロールしている沼(Swamp)の数に等しい点数のダメージを与える。あなたは、これにより与えたダメージに等しい点数のライフを得る。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
黒お得意のドレイン系呪文。マナ・コスト自体はシングルシンボルだが、沼の数を参照するため実質的には生命吸収/Drain Life同様に非常に厳しい色拘束がかかっているようなものと言える。
6マナであるため、生命吸収で言えばX=4となる。つまり、5点以上の大ダメージを狙うなら必要なマナが少なくて済む反面、3点以下で十分な場面では逆にマナがかさむようになった。また暗黒の儀式/Dark Ritualや陰謀団の貴重品室/Cabal Coffersでマナ加速しても威力強化は望めないという違いもある。総じて、小回りが効かなくなったぶんシンプルな呪文になっている。
当然黒単色デッキでの使用が一般的で、基本的にプレイヤーを対象として撃つことが多い。沼/Swampを大量に並べるデッキであれば10点以上をドレインすることもザラである。もちろんクリーチャーに対して使うことがないわけではなく、特にリミテッドでは貴重な除去であるが、構築では黒なら他に小回りの利く除去が豊富にあるはずで、これを除去に回すのはもったいない。
黒コントロールでは定番のエンドカードであり、エクステンデッドのネクロディスクに4枚採用されることもあった。またオデッセイ・ブロック期の黒コントロールでは、ミラーリ/Mirariと組み合わせて使われた。
- 理論的にはデュアルランドや土地サーチを絡めれば多色デッキでの採用も不可能ではないが、そこまでして多色でこれを使わないといけない理由も薄い。やはり黒単色デッキ専用と言っていいだろう。
- それでもなお使う場合は、ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothが最も適した相棒。
- 仮に何らかの方法でこれの対象を自分に変更され、そのダメージが自分のライフを上回っていても敗北しない。状況起因処理をチェックする際には、通常自分のライフは元に戻っているため。
- プレイヤーを対象にできなくなったリメイク版として堕落の触手/Tendrils of Corruptionがある。こちらは4マナのインスタントと扱いやすくなっているが、堕落のようにフィニッシャーの役割は果たせない。
[編集] 関連カード
- 沼の数を参照するカード全般については沼#関連カードを参照。
[編集] サイクル
シャドウムーアの特定の基本土地タイプの数を参照するカードのサイクル。そのうち、発想の流れ/Flow of Ideasと堕落/Corruptは過去のエキスパンションからの再録。
- 鎧をまとった上昇/Armored Ascension
- 発想の流れ/Flow of Ideas
- 堕落/Corrupt
- 石の顎/Jaws of Stone
- 夜の群れの雄叫び/Howl of the Night Pack
兄弟戦争の、特定の基本土地タイプの数を参照するアンコモンのサイクル。いずれも同時期のWPNプロモパックからダークフレーム版が出現する。堕落/Corruptとブランチウッドの鎧/Blanchwood Armorは再録。
- 軍備放棄/Lay Down Arms
- 知識の流れ/Flow of Knowledge
- 堕落/Corrupt
- サルディアの岸壁踏み/Sardian Cliffstomper
- ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor