日を浴びる繁殖鱗/Basking Broodscale
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クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) トカゲ(Lizard)
欠色(このカードは無色である。)
(1)(緑):順応1を行う。(このクリーチャーの上に+1/+1カウンターがないなら、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。)
日を浴びる繁殖鱗の上に1個以上の+1/+1カウンターが置かれるたび、「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ無色の0/1のエルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)クリーチャー・トークン1体を生成してもよい。
+1/+1カウンターが乗るとエルドラージ・落とし子・トークンを生成するエルドラージ・トカゲ。
順応を持つので、とりあえず1回は自力で誘発させることが可能。合計4マナで3/3と0/1になる訳で、トークンは生贄に捧げると無色マナになるため、実質的に2マナ2/2と3マナ3/3を使い分けるような形になり、その時点でリミテッドでは悪くない。+1/+1カウンターを乗せる手段を他にピックできていれば更なる活躍も可能。トークンはチャンプブロックしてよし、マナに変換してよし。
構築では小走り樫/Scurry Oak同様に無限コンボのパーツとして注目される。落とし子・トークンのパワーが低いため無限トークンが必ずしも勝ちに直結せず、キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizenとの組み合わせが機能しないなど劣る点もあるが、トークンを生け贄にできるため血の長の刃/Blade of the Bloodchiefなどの死亡誘発を参照するカードがコンボパーツになり、無限マナを絡めた勝ち筋を採用できるなど汎用性が高い。
モダンでは血の長の刃、パウパーではサディスト的喜び/Sadistic Gleeと組み合わせたコンボデッキ、繁殖鱗コンボのコンボパーツとして活躍している(あるいは、「いた」)。
- 「日を浴びる/Basking」トカゲという点から日を浴びるルートワラ/Basking Rootwallaがエルドラージ化したものと思われるが、性能面の関係性は薄い。せいぜい(1)(緑)で強化できるくらいである。
[編集] 禁止指定
2025年3月31日より、パウパーで禁止カードに指定される[1]。対策がなければ序盤に繁殖鱗コンボでゲームを終わらせてしまうことができ、メタゲームにおけるデッキの多様性を損ねていたため。なお、相方であるサディスト的喜び/Sadistic Gleeを禁止しなかったのは、そちらは長らく問題のあるコンボを生じさせてこなかったこと、繁殖鱗よりサディスト的喜びの方が将来的に類似カードが刷られる可能性が高いからである[2]。
[編集] 脚注
- ↑ Banned and Restricted Announcement – March 31, 2025/2025年3月31日 禁止制限告知(Daily MTG 2025年3月31日)
- ↑ Explanation of Pauper Bans for March 31, 2025/2025年3月31日のパウパーの禁止についての説明(Daily MTG 2025年3月31日 Gavin Verhey著)