昼
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昼/Dayは、ゲームが取り得る状態である。夜と対をなす。イニストラード:真夜中の狩りで初登場した。
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
セレスタスの奉納者が戦場に出るに際し、昼でも夜でもないなら、昼になる。
昼が夜になるか夜が昼になるたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を見る。それらのうち1枚をあなたの墓地に置く。
伝説のアーティファクト
セレスタスが戦場に出るに際し、昼でも夜でもないなら、昼になる。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
(3),(T):夜であるなら、昼になる。そうでないなら、夜になる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
昼が夜になるか夜が昼になるたび、あなたは1点のライフを得る。あなたはカード1枚を引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。
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[編集] 解説
イニストラード/Innistradにおける昼夜のサイクルを表したメカニズム。
昼と夜を参照するパーマネント・カードの多くは、「戦場に出るに際し、昼でも夜でもないなら、昼になる」という形でゲームを昼にする能力を持っている。また、狼男の変身と直結したキーワード能力の日暮によってこの状態になることもある。
イニストラード:真夜中の狩りにおいては、昼と夜が切り替わるたびに誘発する誘発型能力を持つカードが白、青、赤、アーティファクトに存在している。続くイニストラード:真紅の契りにおいても登場しているが、日暮関連のみの登場となっている。
[編集] ルール
[編集] 初めて昼や夜になるとき
ゲームが始まったときは、ゲームの状態は昼でも夜でもない。通常、日暮または「戦場に出るに際し、昼でも夜でもないなら、昼になる。」という能力を持つパーマネントが戦場にでることによって、ゲームの状態は昼になる。
一度ゲームが昼か夜になった後は、ゲームは終了するまで昼か夜のどちらか一方の状態である。ゲームが同時に昼と夜の両方になることはない。一度ゲームが昼や夜になった後、ゲームが昼と夜のどちらでもない状態に戻ることはない。ゲーム全体が昼であるか、ゲーム全体が夜であるかどちらかである。あるプレイヤーにとって昼であり別のプレイヤーにとって夜であることはない。
- 直感的には奇妙だが、ゲームの開始時は昼夜どちらでもない。そのため、昼夜に関わるカードが登場する前から昼夜を記録しておく必要はない。
- 昼でも夜でもない状態で、不自然な月の出/Unnatural Moonriseによってゲームが夜から始まることがある。あるいは何らかの形で夜明を持つパーマネントが先に戦場に出ることによって夜から始まることがある。
- 昼でも夜でもない状態で、何らかの形で日暮を持つクリーチャーと夜明を持つクリーチャーが同時に戦場に出た場合は、昼となる。その夜明を持つクリーチャーは、変身する。
- 一度昼か夜になったのなら、日暮と夜明を持つカードや昼と夜の切り替わりをチェックするカードが存在しない間もゲームは昼か夜の状態となり、毎ターン下記のチェックも行われることに注意。
[編集] 昼から夜または夜から昼になるとき
ゲームが昼や夜になった後、各ターンに昼夜が入れ替わるかどうかは、直前のターンにアクティブ・プレイヤーが唱えた呪文の数によって決まる。アンタップ・ステップにプレイヤーがパーマネントをアンタップする前に、ゲームの昼夜が入れ替わるかどうかをチェックする。
- ゲームが昼であり、直前のターンのアクティブ・プレイヤーがそのターン中に呪文を唱えなかった場合、夜となる。
- ゲームが夜であり、直前のターンのアクティブ・プレイヤーがそのターン中に2つ以上の呪文を唱えた場合、昼となる。
この処理はスタックを用いずに行われる。アンタップ・ステップ中に昼と夜が切り替わったとき、「昼が夜になるか夜が昼になるたび」に誘発する能力は、アップキープ・ステップが始まる際にスタックに置かれる。
[編集] その他
- 昼夜の切り替わる条件は、イニストラード・ブロックおよびイニストラードを覆う影における狼男の変身条件に似ているが、アクティブ・プレイヤーの唱えた呪文のみ数えるという点で異なる。イニストラード当初から狼男共通の変身条件のキーワード化も考慮されたが、変身という新たなキーワード処理の導入にさらに別のキーワードを被せることが頭痛の種になるという理由で取りやめられた[1]。イニストラード:真夜中の狩りで昼夜メカニズムが実現したのは、両面カードの初出から10年が経ち開発部もプレイヤーも変身に慣れ親しんだからであろう。
- ゲーム外に昼/夜を表すカードを用意して条件を満たすと切り替わる、というシステムもイニストラード・ブロックの時点で検討されており、最終的に没となったが狼男の変身システムの原型となった[2]。
- 夜+昼/Night+Dayという同じ名前の分割カードが存在する。
- 日中の光/Light of Dayや夜の戦慄/Dread of Night、第二の日の出/Second Sunriseなど、昼夜やその切り替わりをイメージしたカードは多数あるが、それらはゲームの昼夜と無関係に働く。
- アン・カードにはゲーム中ではなく実際の昼/夜を参照するカードが存在する。(→旧態依然の吸血鬼/Old-Fashioned Vampire、Nightmare Moon、Syr Cadian, Knight Owl)
[編集] 脚注
- ↑ Unanswered Questions: Innistrad/未回答問題:イニストラード(Feature 2011年10月10日 Mark Rosewater著)
- ↑ Happy Hunt-ing, Part 1/『狩り』は楽し その1(Making Magic 2021年9月2日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- 昼または夜でテキスト検索
- 『イニストラード:真夜中の狩り』のメカニズム(Daily MTG 2021年9月2日)
- 『狩り』は楽し その1(Making Magic 2021年9月2日)
- こぼれ話:『イニストラード:真夜中の狩り』 その1(Making Magic 2021年9月27日)
- ルーリング
- 夜
- 日暮/夜明
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 726 昼と夜
- 726.1 昼と夜は、ゲームそのものが持ちうる状態である。ゲームの開始時には、どちらでもない。「昼 になる/it becomes day」や「夜 になる/it becomes night」は、ゲームが昼状態あるいは夜状態を得ることを意味する。日暮や夜明のキーワード能力で、昼 になったり夜 になったりすることがありうる(rule 702.145〔日暮・夜明〕参照)。他の効果によって昼や夜 になることもある。一旦昼や夜 になったら、それ以降、ゲームはそれらの状態のうちちょうど1つだけである。
- 726.2 アンタップ・ステップの第2段階として、ゲームは昼/夜の状態が変わるかどうかを見るために前のターンをチェックする。rule 502〔アンタップ・ステップ〕参照。
- 726.2a 昼であり前のターンのアクティブ・プレイヤーがそのターン中に呪文を唱えていなかった場合、夜 になる。「共有チーム・ターン」選択ルール(rule 805 参照)を用いた多人数戦では、昼であり前のターンのアクティブ・チームのどのプレイヤーも呪文を唱えていなかった場合、夜 になる、という修整したルールを用いる。
- 726.2b 夜であり前のターンのアクティブ・プレイヤーがそのターン中に2つ以上の呪文を唱えていた場合、昼 になる。「共有チーム・ターン」選択ルール(rule 805 参照)を用いた多人数戦では、夜であり前のターンのアクティブ・プレイヤーのプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、昼 になる、という修整したルールを用いる。
- 726.2c 昼でも夜でもないなら、このチェックは行わず、昼でも夜でもないままである。
- 726 昼と夜