東風招来/Borrowing the East Wind
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横揺れの地震/Rolling Earthquakeと対を成すカード。こちらはハリケーン/Hurricaneの馬術対応となっている。
横揺れの地震と地震/Earthquakeは同じマナ・コストなのに、こちらはハリケーンよりも重くなっている。ポータル環境は通常の構築と違ってクリーチャー戦主体になるため、回避能力の価値が高いということなのかもしれない。ポータル三国志では馬術持ちのクリーチャーの割合が幾分高く、また全般に小粒であるためのバランス調整という側面もあるだろう。
2005年10月20日からヴィンテージとレガシーで使用解禁されたものの、馬術クリーチャーが使われることは稀なため、実質的にプレイヤー限定のX火力みたいなものである。通常のX火力に比べてマナ・コストが重いうえに自分にもダメージが入るとなると、さすがに使われる日は来ないだろう。
- ハリケーンとの差は、自身がフライヤーをコントロールしていても問題なく直接火力として機能するところである。しかし、ハリケーンをそのような使い方をするときは、おおむねそのダメージでゲームが終わる時であるので、やはり実質的には劣る。
- 赤壁の戦いの前夜、魏軍を火攻めにするために諸葛孔明が儀式を行なって東風を呼んだ、という場面が元になっているが、効果はいまいち噛み合っていない。三国志のストーリーからデザインしたわけでなく、マジックのハリケーンの印象から風や嵐のシーンを無理に当てはめたのであろう。