稲妻の大蛇/Lightning Serpent
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Lightning Serpent / 稲妻の大蛇 (X)(赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 海蛇(Serpent)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 海蛇(Serpent)
トランプル、速攻
稲妻の大蛇はその上にX個の+1/+0カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
終了ステップの開始時に、稲妻の大蛇を生け贄に捧げる。
ついに出た、歩くX火力。見ての通り、歩く火力の特性とX火力の特性を同時に持つ、非常に珍しいカード。
- 歩く火力と比べた場合
- 1,2マナでは火花の精霊/Spark Elemental、3〜5マナではボール・ライトニング/Ball Lightning、4〜6マナでは焦熱の火猫/Blistering Firecatにそれぞれパワーかコストのいずれかで劣る。
- 反面、色拘束が緩く、また、相手のライフや戦場の状況に応じて融通が利くという、X火力ならではのメリットを持つ(いくらマナが出せても、ボール・ライトニングのパワーは6)。
- X火力と比べた場合
- 多くのX火力はX点のダメージを与えるが、これはパワーが「X+2」になるため、少しだけマナ効率が良い。
- クリーチャーであるため修整を与えたり投げることが可能。また、ソーサリーより再利用が容易。
- クリーチャーによる攻撃なので象牙の仮面/Ivory Maskや分流/Shunt等の対象に関する制約を受けない。
- ブロックされる可能性があるため本体火力としては不安定。
- 除去に弱かったり、先制攻撃持ちブロッカーがいるとプレイヤーにダメージが通らないといった、クリーチャーゆえの弱点を持つ。
結局、歩く火力、X火力両方の長所と短所を持ち合わせているわけで、使い手の腕と感性によって、強くも弱くも化ける。
- +1/+1でない修整を与えるカウンターを用いる久々のカード。アイスエイジ当時を振り返るべくデザインされたコールドスナップに登場するための特例と言える。その一方で、そのターン限りで生け贄に捧げることで、+1/+1カウンターとややこしくなることも少ないようデザインされている。+1/+1カウンターであった場合、歩く火力特有の脆弱さがなくなるため、当然の処置なのだろう。
- 赤で海蛇なのは奇妙な感じがするが、カード名の通りサーペント/serpentは大蛇であり海蛇に限ったものではない。そのため、翻訳による違和感はあるものの、特に間違いではない。
- 後に登場したパーフォロスの介入/Purphoros's Interventionの片方のモードが生成するトークンは、これより2点低い(ちょうどX点の)パワーを持つ。