色の協議会
提供:MTG Wiki
(色の評議会から転送)
色の協議会/The Council of Colorsは、開発部内において、カラー・パイを監視するために設立されたデザイナーのチーム。色の評議会とも訳される。
目次 |
[編集] 設立の経緯
かつてはMark Rosewaterがカラー・パイの守護者/protector of the color pieあるいはカラー・パイ・グル/color pie guruとして1人でその役目を負っていたが、多忙によりその地位を返上。上司であるAaron Forsytheから「将来のマジックに集中するためにもっと時間を空けるように」強く要求されていた。
彼は、Erik Lauerに教育されたデベロップ・チーム全員がコストの質問に答えられるのと同じように、デザイン・チーム全員にカラー・パイを教育することが第一歩だと判断した。しかし数学的なコストと違って、カラー・パイに筋が通っているかどうかは感覚の問題であり、またテーマに合わせて常に曲げられるものであるため、満足するほど定まった答えは生まれなかった。
すべての新カードを監視するのはかなりの仕事であるため、責任を色ごとに分割し、カラー・パイを監視するチームを作るというアイデアをMark Gottliebが提案。見つかった懸念は全員が参加する会議に提出し、詳細まで話し合うこととなった。その後も協議会のやり方は、設立当初からずっと進化し続けている[1]。
- 厳密には「色」ではないが無色の担当も存在する。Jules Robinsの提案で設立された[1]。
- 色にそぐわない効果のカードが必ずしも修正されるわけではなく、セット内のカードとの相互作用や機能の重要性、修正の困難さなどによっては印刷に至ることもある[2]。
- (デジタルフォーマット以外に影響しないような)単なる再録には関わっていない[3][4]。例えばストリクスヘイヴン:魔法学院のミスティカルアーカイブでは、ヒストリックのカードプールに影響するにもかかわらず調和/Harmonizeや信仰無き物あさり/Faithless Lootingといったカードが収録されている。
[編集] メンバー
2024年8月26日時点でのメンバーは下記の通り。新鮮な視点を維持するために定期的に担当者を交換しており、この顔ぶれに至るまでのメンバーの変遷は公式記事で公開されている[2]。
- 白 - Corey Bowen
- 青 - Megan Smith
- 黒 - Chris Mooney
- 赤 - Benjamin Weitz
- 緑 - Adam Prosak
- 無色 - Daniel Xu
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 The Council of Colors/色の協議会(Making Magic -マジック開発秘話- 2016年8月22日 文:Mark Rosewater)
- ↑ 2.0 2.1 The Council of Colors, Revisited/色の協議会への再訪(Making Magic 2024年8月26日 文:Mark Rosewater)
- ↑ Harmonize got reprinted in standard limited, even...(Blogatog 2021年5月15日 Mark Rosewaterのブログ)
- ↑ Why aren't the council of colors consulted for...(Blogatog 2021年5月15日 Mark Rosewaterのブログ)