花崗岩の凝視/Gaze of Granite
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黒緑の大量破壊呪文。破滅的な行為/Pernicious Deedをソーサリー化したようなカード。強行軍/Forced Marchや罪+罰/Crime+Punishmentの罰とも近い。
強力なパーマネントを破壊しようとするとマナ・コストは重くなりがち。破滅的な行為と違って分割支払いができないため、あまり重いパーマネントには対処しづらい。それでも広範なパーマネントに対処できることは評価できるため、軽いものやトークンへの対策として割り切るのがよいか。フィニッシャーを出した上で優位な状況を固定する呪文という意味では死の雲/Death Cloudに近いかもしれない。
テーロス参入後のスタンダードでは、もぎとり/Mutilateがローテーション落ちしたため黒絡みの貴重な全体除去になる。トークンを使うカードが増えたことも追い風。
特に各色の信心デッキへのアンチカードとして期待される。それらのデッキは軽量のダブルシンボルやトリプルシンボルカードを多用するため、X=2~3程度で唱えられれば十分。テーロス・ブロックの各種神は破壊できないものの、ほとんどの場合非クリーチャー化できるだろう。波使い/Master of Wavesや忌まわしき首領/Abhorrent Overlordから出てきたトークンに対しX=0で唱えることもできる。
同様のことは無慈悲な追い立て/Merciless Evictionや漸増爆弾/Ratchet Bombでも可能だが、Xマナ呪文特有の柔軟な使い方ができるのが特徴。追放ではなく破壊であることを利用し、自分で破壊不能カードを使う手も考えられる。また死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanを始めとする、黒緑お得意の墓地利用カードと相性がよい。
- 破滅的な行為とは違ってプレインズウォーカーやバトルも破壊できる。一方、アーティファクト・土地やミシュラランドなどは破壊できない。