荒々しい三つ子/Gruff Triplets
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Gruff Triplets / 荒々しい三つ子 (3)(緑)(緑)(緑)
クリーチャー — サテュロス(Satyr) 戦士(Warrior)
クリーチャー — サテュロス(Satyr) 戦士(Warrior)
トランプル
荒々しい三つ子が戦場に出たとき、これがトークンでない場合、これのコピーであるトークン2つを生成する。
荒々しい三つ子が死亡したとき、あなたがコントロールしていて《荒々しい三つ子/Gruff Triplets》という名前の各クリーチャーの上にそれぞれ、これのパワーに等しい個数の+1/+1カウンターを置く。
三つ子の名前の通り3体並んでくるサテュロス・戦士。死亡すると、同名クリーチャーへパワー分の+1/+1カウンターを残して恒久的に強化する。
6マナのクリーチャーとしては3/3のP/Tは低いが、3体合計での打点は9と十分に強力。さらに、1体が死亡すると初期状態であっても「戦場に6/6が2体」というかたちになり、単体のサイズとしても合計打点としても驚異的な状態になる。直接的な除去耐性はなにもないが、相手からみれば中途半端に1体を除去するとかえって対処しづらくなるため、単体除去しづらいクリーチャーといえる。場合によっては、自ら1体を生け贄に捧げるような戦術も有効だろう。
リミテッドでは最上級のボム。トリプルシンボルは少々扱い辛いが、頑張って緑に寄せる価値がある。宝物生成手段で補助するのもいい。
- 死亡時点でのパワーに基づいて置くカウンター数が決まるので、パワーを強化する手段をうまく併用すると一層効果的。死亡が確定した三つ子に剛力化/Titanic Growthを使えば、兄弟に7個の+1/+1カウンターを置ける。
- 例えば、ブロックされたのが三つ子のトークンなら、そのトークンを剛力化後に協約などでインスタント・タイミングで生け贄にすれば10/10が2体となり1ショットキルも狙える。
- 逆に言えばパワーを下げてくる「-X/-X」系の除去手段は、このカードに対してより効果的といえるだろう。
- 死亡時の強化は単純に名前だけを参照しているので、これ自体&これが作ったコピー以外でも影響しあう。極端な例を挙げれば、荒々しい三つ子のカードを手札から2枚プレイして、戦場に同名の3/3が6体いる状態であれば、そのうちの1体が死んだ場合、残った5体すべてに+1/+1カウンターが3つずつ乗る。この状態でさらに1体が死亡すると、残った4体すべてに6個ずつカウンターが乗ることになる。
- モチーフはエルドレインの王権のカタカタ橋のトロール/Clackbridge Trollと同じくノルウェーの童話『三びきのやぎのがらがらどん』だろう。今回はヤギ側というわけ。Gruffは英語版の「がらがらどん」を示す言葉でもある。1匹目、2匹目ではカタカタ橋のトロールに敵わないが、3匹ならトロールを粉みじんに出来る。
- エルドレインの森ではこの「三びきのやぎのがらがらどん」がヤギの獣人であるサテュロスVSトロールという形で何故かフィーチャーされており、優雅なる叩き伏せ/Graceful Takedownやフォーン忌みのトロール/Faunsbane Trollといった関連カードが存在する。
- 3/3が3体、それぞれに影響を与えるという点では過去に先駆のゴーレム/Precursor Golemがいた。そちらはトランプルがない替わりに色拘束がない5マナとやや軽い。